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副題『雨が降ると』
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投稿日:2010/12/19 |
絵だけの絵本です。舞台はアフリカの大地と思われる所です。
雨が降り出し、人は大きな葉を傘代わりに。
そして、水を蓄えることに精を出す。
枯れ果てていた川は大河となり流れ、人も動物も水に恵まれる。
植物は育ち田畑は潤い、まさに水のお陰で活き活きとし、
万物がその水の恩恵を享受する。
そして、人はその水の流れに乗って大海へ旅立つ。
これが私が感じ取ったストーリーですが、スケールの大きな話で、
まさに感性で読む絵本だと思います。
対象は3ヶ月からとなっていますが、このシリーズの中では
一番難しいかな?と正直なところ、思います。
でも、とても想像力をかき立てられる絵本で、2・3歳くらいの
じっと座っていられるお子さんなら、ママが作り出してくれる
ストーリーにきっと目を見張ることでしょう。
でも、ママは結構大変かもしれません!
そして、もっと大きくなって自分で話を作れるようになったら、
どんな話を聞かせてくれるのか、そんな楽しみ方の出来る絵本です。
シリーズの『リズム』に続き、またアフリカ色が濃いので、
この作者の真砂秀朗さんって何者だろう?と思わず調べてしまいました。
最後に人が行き着いた大海で、水の行きつく所が、
海上に浮かぶ入道雲と虹という終わり方も素敵だと思いました。
また、レインボウブックスにもかけているのかな?
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よかったね!
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投稿日:2010/12/18 |
「最後にお父さんに会えてよかったね」が5歳の息子の読み終わった後の感想でした。
大人だと、きっとどうして白黒? とか、その意味付けをしたくなってしまうものですが、
子供ってそんなことは関係ないのかもしれませんね。
以後は、大人の私の意味づけですが、
一番最初に見つけた答えは、
ああ! そうか! 1ページ目に、雪が止んで、だからお父さんはおばあちゃんちに
雪かきに行ったって書いてあったっけ。
だから、なるほどなるほど、あたり一面銀世界なわけなんだ...
それを白黒で表しているのか!と思ったら、
キッコちゃんと同じようにあたり一面雪でつつまれた、とても静寂な森を歩いている気に
なってきました。
でも、どうしてキッコちゃんだけ色がついているの?と思うと、
ああ、そうか! きっと、キッコちゃんだけ現実なのかも。
あとは幻想? と思うと主に主人公だけに色がついているのも
とっても効果的に感じられました。
そして、お茶会の動物たちの優しさのいっぱい詰まったケーキにも、
色がついているのも、実存するものだからかな?
きっと子供は、こんな意味づけをしなくても、肌ですべてを感じられて
しまうのかもしれませんね。
私自身が一番気に入っているページは、お父さんと思って追いかけて行って、
その後にクマだと分かった時の、窓の外から覗きこんでいるキッコちゃんの
「あんぐりと驚いた顔」です。
それと、ケーキのページの、ねずみさんのケーキがねずみさん用に
小さいところが、作者:みやこしあきこさんのお茶目さが出ているのかな?と
微笑ましかったです。
白黒の絵本というと、真っ先にエッツ作『もりへ』を思い出しますが、この本の中の
白黒には、太陽の光や暖かさもその白黒の比率で表されているのが感じられ、
別物のように感じます。
冬になると思い出す絵本の中の1冊になりそうです。
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出産祝いのプレゼントに最適です!
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投稿日:2010/12/17 |
まさに、かわいい〜!!の一言に尽きます。
そして、「いっしょにあそぼう」と題名についているように、
本当に赤ちゃんと一緒に読みながら、実際に、おめめなら
「おめめ ぎゅ」ってやりながら読んで言ったら楽しそうですね。
キャキャキャという笑い声が聞こえてきそうです。
ウチの子が1歳前後だったらなぁ.... 実践できただろうに...
それだけが残念です。
あ! でも、出産祝いのプレゼントに大活躍できそうですね。
短い文で配色も暗い色がなく、暖かい感じが全体的にするところも
赤ちゃんに適しているかなと思いました。
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人間関係のバイブル?!
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投稿日:2010/12/15 |
読み終えて、実に奥の深い話だと思いました。
羨望の的ととして傲慢な気持ちで、ただそこに“いる(存在する)”
のと、多少、自分は何かを提供しなければいけないけれど、かけがいの
ない仲間をえて、人に喜んでもらえることの喜びを知るのとどちらがいい?
そういうことを、キラキラ光る鱗を通して、読者に問われている本だと
思いました。しかも、絵が可愛らしいのに、訳者の谷川俊太郎さんの
ストレートな文が、余計胸に残ります。
今まで魚の話で外国の絵本というと、『スイミー』が一番に思いつきましたが、
これからは、『にじいろのさかな』もすぐに頭に浮かぶことでしょう。
実は、特集でレビューを募集と知って、今まで、題名や「きれいな本」と
聞いたことはあったけれど手に取ったことはなかったので、恥ずかしながら本屋で
立ち読みをしました。シリーズの最初のこの『にじいろのさかな』を読んだ後、
とても興味が湧き、次々と横に並んでいるシリーズを読みました。
どれも、場所は海の中で主人公は魚だけれど、人間関係や人生の大切な
ことを教えてくれる“よきバイブル”でした。
絵本としては幼稚園児くらいからがちょうどよさそうですが、十分に
大人にも良本だなと思います。息子に全シリーズ揃えたいくらいです。
是非、一読してください! お薦めです。
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兄弟姉妹っていいなぁ
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投稿日:2010/12/11 |
主人公のゆきおくんのお姉ちゃんは学校を卒業して、バス会社に就職し、
車掌さんになる為の研修中。家で2人の弟にお客さんになってもらって
練習をします。そして、今度の日曜日に初めて乗車実習になり、
弟2人はお姉ちゃんに内緒で、お客さんとして乗車することに...
さて、初めてのお姉ちゃんの車掌さんぶりは?! という話です。
この話が初めて世に出たのは1972年だそうで、もう今から40年近くも前
なので、今の子供達には、バスにも車掌さんが乗っていたなんてピンと
こないかもしれません。
でも、作者:長崎源之助さんの子供達に対するやさしいまなざしを
とても感じる童話で、特に兄弟愛(実際は姉弟愛)っていいなぁと
感じさせられる本です。
お姉ちゃんの家での練習中の兄弟とのやりとりが実に滑稽で、
(例えてみると、サザエさんとカツオくん並です)
まさに活きた会話という感じで、5歳の一人っ子の息子もゲラゲラ笑い、
逆に兄弟がいたらこんな風な会話が日常茶飯事だったんだろうな、と
親の私の方が息子に対して少し申し訳なくなりました。
そして、最大の山場の乗車実習もとても面白く描かれていて、
年代を感じるかもしれませんが、これからも幼年絵童話として、
ずっと残っていって欲しい話でした。
「ばか」とか「いんちき」とか、そういう言葉もいっぱい出てきます。
そこがこの話をとても楽しくしているスパイスだと思います。
また、山中冬児さんの絵が実にこの話にベストマッチしています。
絵本としては、ちょっと長めですが、全ページに絵があり、ストーリーが
ちゃんとあるので、年長さんくらいからなら十分に楽しめると思います。
是非、読んでみて下さい。お薦めです。
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友達って
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投稿日:2010/11/26 |
歌の大好きなかえる君が夏の夜、歌を歌っていると、どこからか
不思議な歌声が聞こえてきて、ハーモニーを奏でました。
それが、けら君との出会いでした。
2匹の仲は急接近して、けら君がかえる君の家の隣に引っ越してきました。
でも、それは地面の上と下という関係で、
「大好きだからこそ、いつでも姿を見ていたい」という欲が出てきた
かえる君は我ままを言ってしまい、二人は仲たがいをしてしまいます。
ところが、その翌日、かえる君は溜息をつきながら一人で散歩を
していると、ひよどりにさらわれてしまい、けら君が必死に助けに行くという話です。
とても素敵な話です。
友達になるきっかけのことや、友達になってみてどんどん相手が好き
になる過程、そして、その友達のことが大好きになってしまって独占
してしまいたいという気持ち...
友達関係についての全てを絵と文章を通してやさしく伝えてくれます。
そして、本当の友達とは何かも教えてくれる話でした。
幼稚園児や小学校低学年生にありがちな友達を独占したいという気持ち
がいっぱいになって友達関係がギクシャクしているお子さん、
逆にこれから転校や進学などをして友達ができるかなとちょっと心配
になっているお子さんに、とてもお奨めです。
どうしようも出来ない、他との違いを受け入れること、それも友達関係
には必要なこと。
そして、この話は、“こどものとも”の編集部便りによると、
虫を主人公にした作品の多い作者得田さんながらの、
オケラの特性が、特に、かえるくんを助けに行くところに、
しっかりともりこまれている話だそうです。
虫博士なお子さんにも共感が得れる話かもしれません。
とてもシンプルに描かれているの実に奥が深い話です。
是非、読んでみてください。
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ロマンチックなどろぼう
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投稿日:2010/05/31 |
とても可愛い話です。
そして、その話にとてもマッチしている絵がとても素敵な絵本です。
私も息子も空の星が欲しいなんて思ったことがないので、
この本のどろぼうがとってもロマンチックに感じました。
はしごをかけて空に手を伸ばし、1つ1つ星をとって袋に詰めて、
樽の中にしまってしまうなんて、なんて欲張りなどろぼうなんでしょう。
どろぼうの気持ちが、サラッとだけれど上手く書かれていて、
その描写がとてもよい味を出していると思います。
まさに最後は、星に願いを! という話ですが、
是非、読んでみて下さい。
本文には漢字とか使われていますが、充分5歳の子でも楽しめる
内容の本です。お薦めです。
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波間のうさぎ
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投稿日:2010/05/08 |
主人公のわたし(りっちゃん)は、今、団地の子供達の中で流行っている
大縄跳びの“おおなみ こなみ”に、内心、とても困っていました。
それは飛べないから。
いつも縄回し役が長くて、たまに飛ぶ番になってもドキドキするばかりで、
結局引っかかってしまい、また縄回し役に。
ある時、歯医者に行って戻ってくると、みんながまた大縄跳びをやっていて、
私は「いれて」とは言えずに、本当の波(海)を見に近くの海岸に行きます。
そこで波を見ていると眠くなり、はっと気づくと、おおなみこなみの歌が聞こえてきて、
見てみると、なんと白うさぎ達が砂浜で大縄跳びをしていました。
その中で、一匹、自分と同じような境遇のうさぎを見つけ、私は....
という話なのですが、読み終わった時にとってもじ〜んとくる、穏やかで、でも、
とても素敵な絵本でした。
一人称(わたし)で書かれているからか、苦手な大縄跳びをやらなけれ
ばならない気持ちや出来なくて悲しい気持ちとかが、とっても伝わって
きて、まるで読み手のこちらまでその場で傍観している錯覚に陥ります。
最初、題名を見た時には、海うさぎってどういう意味かしら?と
思ったのですが、なるほど、読み終わった今では、白い波が打ち寄せて
くるのを見る度に、ふと、この絵本を思い出し、
「おお! うさぎが波に乗ってやって来ている!」という気持ちになります。
ちょっと長めの話ですが、ストーリーがしっかりしているので、
一気に読むこと(読み聞かせること)が出来ます。
読み聞かせるのなら、何度も出てくる「おおなみ こなみ」のところは
歌ってあげると、より臨場感がでてきて楽しめると思います。
実際に縄跳びの飛べない子や、自分だけ何かが出来なくて、密かに落ち込んで
いる子に、元気と勇気と希望(励まし)を与えてくれる絵本です。
とてもお薦めです。是非読んでみて下さい。
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海ごっこ!
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投稿日:2010/05/08 |
図書館で偶然、大好きな村上勉さんの絵なので手に取った絵本でしたが、大当たりでした!
小さい時から一緒に眠っていた青いバスタオルが、ある時、強風をともなう雨で
飛ばされてしまい、泣いていたワタルは、雨がやんだ後、お母さんと
タオルを捜しに出かけます。
見つけると、そこには2匹の兄弟ガエルが、バスタオルをまだ見たこともない海だと思って、
思いっきり海遊びを始め、ワタルは.... という話です。
1つの話の中に2つのエピソードが組み込まれていて、
ワタルくんの成長もすがすがしいですし、無邪気なカエル達の発想も
とっても夢があって楽しく、村上勉さんがその世界を描ききってくれていると感じる絵本でした。
息子は、カエル達の海ごっこのページが好きで、バスタオルの話と
呼んでいます。是非、入手して手元に置きたい絵本の1冊になりました。
とても可愛い話です。是非、読んでみて下さい。
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ひろこちゃんの手紙、私もほしい!
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投稿日:2010/05/08 |
ひろこちゃんの手紙が最高です!!
それぞれの手紙には、それぞれの動物とのエピソードが書かれていて、
そこに書いてあることが、これまたウィットが利いてたりして、
とっても楽しいんです。
しかも、片山健さんが独特の絵で、ひろこちゃん自身が絵を描いた
設定で手紙を描いているのが、この絵本をますます素敵にしていると
思います。見応えがあります。
ひろこちゃんが、凝って切手まで作っちゃうところも良いです!
とても子供受けする本だと思います。お薦めです。
是非、手にとって読んでみて下さい。
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