若葉みどり

ママ・60代・東京都、男の子27歳

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若葉みどりさんの声

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あまりおすすめしない おもしろいけれど  投稿日:2013/08/22
とこやにいったライオン
とこやにいったライオン 作: サトシン
絵: おくはら ゆめ

出版社: 教育画劇
最初に作家さん本人に読んでもらった時は、あまりのおかしさに大爆笑しました。

しかし、それだけです。

とこやで熟睡していまったライオン。手元が滑って切り間違えたとこやは全部毛を刈ってしまって、そのうえでペンキで塗って縞模様を描き、トラにしてしまいます。

ねぼけたライオンは「自分はトラだったっけ?」・・・

それこそみなさんが書いているように奇想天外。あ〜あというオチ。

でも、それだけです。一度目は笑えるけれど、繰り返し読んでほしいとは子どもたちも思いません。一度オチを知ってしまったら、全然面白くないからです。

単なる「おやじギャグ」絵本です。

ただ絵を描いているおくはらゆめさんは注目している画家さんです。彼女の描く登場人物の表情は、すごく魅力的。なので☆は2つです。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 子どもの気持ちに寄り添う  投稿日:2013/08/20
パパのカノジョは
パパのカノジョは 作: ジャニス・レヴィ
絵: クリス・モンロー
訳: もん

出版社: 岩崎書店
友人に紹介された時は一瞬「えっ?」と思ってしまいました。

今まで私が子どもたちに読んできた絵本とはタイプが違っていたからです。

「それでも読んでみて!」という声に読んでみました。そして第一印象で決めてしまったことを後悔し、この絵本を紹介してくれた友人に心から感謝したいと思いました。

パパの新しい彼女は少し変。でもそれは自分というものを持っているからこそ。自分に自信があり、自分の生き方を貫こうとしている潔さがあるから。

だから「あたし」のことも、普通に受け入れてくれて、何気なく寄り添ってくれる。だから「あたし」の気持ちも変化していく。

その変化の過程がリアルであり、また子どもたちにこころの成長を促していく・・・そういう意味でとてもよい絵本だと思いました。

思春期の入り口にいる子にそっと手渡したい本です。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい ラチョフの絵がおしゃれ  投稿日:2013/08/20
ロシア民話 うさぎのいえ
ロシア民話  うさぎのいえ 絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
監訳: 牧野原 羊子

出版社: カランダーシ出版
ちいさな一人出版社から5月に出た絵本です。

『てぶくろ』で有名なラチョフによる、動物を主人公にした昔話です。ほんとうに美しい色彩、そしてユーモラスな動物たちの動き。

きつねに騙されて家をとられてしまったうさぎを助けようと、次々動物たちが現れるのですが・・・

福音館書店から丸木俊さんの絵で出版されていましたが、そちらは絶版に。だからこそ、ラチョフ自身が描いたこの絵本を子どもたちに手渡してほしいと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 臨場感たっぷり。楽しい絵本♪  投稿日:2013/08/20
はなび ドーン
はなび ドーン 作: カズコ・G・ストーン
出版社: 童心社
この絵本に最初に出会ったのは、図書館の児童コーナー。2歳の男の子とそのママが楽しそうに読んでいるところでした。
男の子がママが「シュー」「パーン」「ドドーン」と言うたびに手を叩いて大喜びしていた様子が印象的でした。

その後、文庫の3歳以下の子供たちのおはなし会や、図書館の未就園児向けおはなし会で読みました。

ちょうど各地で花火大会が行われていた時期だったこともあり、子どもたちは目を見開いて「はなび〜」と大喜び。まさに夜空に開く大輪の花火を見上げている気持ちになっているようでした。

キラキラキラ・・・最後に花火ににっこり笑顔が浮かび上がると、みんなもにこにこ。

夏に読んであげたい1冊です。
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自信を持っておすすめしたい 耳を澄まして、体で感じて!  投稿日:2013/08/20
おいしい おと
おいしい おと 作: 三宮 麻由子
絵: ふくしまあさえ

出版社: 福音館書店
この本を書いている三宮さんは生まれつき目が見えない方です。

だからこその食べ物を食べる時の音。耳から聞こえる、あるいは体で感じる音なのです。

目の見える私にはわかめを食べる音が「ピララルッ リョリュ リョリュ・・・」と聞こえるなんて思ってもみませんでした。つまり無意識に食べていたのです。

この絵本を読んだ後、目をつぶってわかめの味噌汁を食べてみると!まさに・・・その音を感じることができました。

おいしいたべものは、こどもたちの健康を形作る大切なもの。だからこそ、「音」に注目した絵本は斬新でもあり、またたべものに感謝しながらいただく気持ちを、こどもたちに伝えることができるなぁと思います。
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自信を持っておすすめしたい あたたかい絵本  投稿日:2013/08/16
おはなをどうぞ
おはなをどうぞ 作・絵: 三浦 太郎
出版社: のら書店
母の日のころに文庫でちいさなお友達に読みました。

おかあさんにあげるための花束。途中で出会ったともだちにあげてしまうのです・・・おかあさんのところへ戻るころには、残ってない・・・

ちいさなお友達もいっしょになって少し不安そうでしたが、おかあさんに抱っこされるシーンでは、読んでもらっている子どもたちもふわぁ〜っと喜びが広がってにっこり。

子どもたちにとって「あなたの存在が一番なのよ」と絵本とともに語りかけてくれている1冊。読み手もうれしくなってきました。

本を読み終わった後、子どもたちがおかあさんの膝の上にあがってぎゅ〜って抱きついていたのも、印象的でした。

気持ちがあたたかくなりました。
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あまりおすすめしない ただのおやじギャグ  投稿日:2013/07/23
うんこ!
うんこ! 文: サトシン
絵: 西村 敏雄

出版社: 文溪堂
この絵本がいくつかの賞を取ったことは知っていますが、改めて読んでみてどこがいいのだろうと思います。

くっそー!ふんふんふん!
うんこにかけただじゃれのオンパレード。

もちろんおもしろおかしく読めば、子ども達には受けるでしょうが、ただそれだけです。

同じようなテーマを扱うのなら、韓国絵本の「こいぬのうんち」のほうが、道ばたの犬のふんも野の花の肥しになるという意味で、わかりやすく説得力があります。

ただし西村敏雄さんの絵には力があるので、☆ふたつにしました。低評価している方々は、きちんと絵本を読みこんで評価されていると感じました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 優しく、力強く  投稿日:2013/06/30
おひさまみたいに
おひさまみたいに 文: スーザン・マリー・スワンソン
絵: マーガレット・カドス=アーヴィン
訳: ふしみ みさを

出版社: ほるぷ出版
ほんとうに美しい絵本です。

女の子は小さなひまわりの種を植え、大切に育てます。丁寧に、丁寧に・・・ひまわりはぐんぐん育ち、力強く太陽の光を浴びて美しく咲きます。

ひまわりが咲いた後には、種がたくさん。来年もきっと美しい花が咲くことでしょう。生命力に溢れた絵本です。

そして終わった後に、心が満たされます。

多くの子ども達に読んであげたい絵本です。
参考になりました。 1人

あまりおすすめしない 違和感を激しく感じる  投稿日:2013/06/24
むらをすくったかえる
むらをすくったかえる 作: サトシン
絵: 塚本 やすし

出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
新聞の書評等に高い評価が書かれているが、ほんとうによい絵本なのだろうか・・・

いじめを見て見ぬふりをする今の風潮を容認していないのだろうか・・・
塚本さんの絵がとても力強く、表紙に惹きつけられて手にしたが、読み終わって違和感しか感じなかった。
これを子どもに読んであげたくないと

もしいじめられている当事者だったら?自殺したいくらい悩んでいる子がいたら?

この絵本を親の責任で家庭で読んであげるのはかまわない。問題なのはこの絵本を学校という集団の場で読むことだ。

いじめられている子に我慢を強いることにならないのか・・・いじめられていても自己犠牲を美化し、あなたの良さはきっと後でわかってもらえるから頑張れというメッセージにならないのか・・・

いつもは「どっかーん」と受けることを狙っている作家のシリアスな作品に、「みんな泣きまくり!お涙ちょうだい絵本」と作者本人はおっしゃっているが、学校などの集団の場所で読むには問題ありの絵本だと思う。
参考になりました。 7人

自信を持っておすすめしたい 日本の美そのもの  投稿日:2013/01/23
富士山うたごよみ
富士山うたごよみ 短歌・文: 俵 万智
絵: U.G.サトー

出版社: 福音館書店
立春から始まって大寒まで、二十四節気に合わせて、俵さんの短歌と、U・G・サトーさんの趣向を凝らした富士山のデザイン画がぴったりのおしゃれで美しい絵本です。

富士山が、俵さんの歌に合わせてどのように描かれているか、例えば富士山の雪が鳩の形だったり、虫とり網が富士山だったりと、24の違った富士山の姿に出会えます。絵を見ても楽しめますし、歌の解説とともに、二十四節気の解説もあり、大人でも子どもでも楽しめる1冊です。

長く海外に生活をしていましたが、一時帰国の度に飛行機の中から見下ろす富士山の姿に、毎回懐かしいとともに日本っていいな〜、と思っていました。

富士山はまさに日本の象徴。それに合わせて、五・七・五・七・七のことばで表現される世界は、日本語の奥深さ、また日本のことばの文化の豊かさを感じます。

先日、福音館書店の主催で行われた俵万智さんと松居直さんの対談を聞いてきました。その中で松居さんは二十四節気は、もともと中国の暦であったこと、それが日本の農耕文化の中に根付いていることを、この本を読んだ子どもたちが大人になってからでもいいから気がついてほしい。何かと中国との摩擦が伝えられているが、日本は古来から中国と文化の交流を続けてきたということを知ってほしい、とおっしゃっていました。

日本の美を伝えるこの絵本は、手元において季節の移り変わりと味わいつつ子どもたちと読んであげるといいと思います。また大人の方にも、海外にいる友人にも喜ばれると思います。
参考になりました。 2人

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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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