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睡魔と戦うリスの表情の可愛らしいこと
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投稿日:2011/11/13 |
「リスとお月さま」で、ゼバスティアン・メッシェンモーザーさんの精緻でユーモラスな絵に引き込まれました。
“リス”シリーズの二作めかな?と思い手に取りました。
やっぱり面白い!
冬を見たことのないリスが、ヤギの「・・・・、とってもきれいなんだ。雪がふってきて、なにもかも まっ白になるんだ!」の言葉に、ハリネズミ・クマとともに、雪を待ちます。
眠くて眠くて、睡魔と戦うリスの表情の可愛らしいこと。
ハリネズミと唄って起きていようと頑張る姿も愛らしい。
さらに、彼らが雪だと思った物が降って来るのを想像する絵に大笑い。
そして、ついに雪が舞い降りて来た後、三者が空を見上げ恍惚としている後ろ姿がまた素敵です。
文が無いページが多いのですが、絵がたくさんのことを語っています。
三者が、初めて雪を見て、どんなに感動したかがホントよく伝わってきました。
ラストの後、見返しまでお話が続いているのもお洒落です。
中学生の息子も、静かに読みクスクスしていました。
大人の方同士のプレゼントにも良いかも。
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長い滑走を楽しむためには・・・
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投稿日:2011/11/13 |
積もる雪・そり滑りの経験の無い親子さんも楽しめそうな可愛らしい作品です。
そう、理解できるのは2歳頃からかしらね。
もみちゃんと一緒に山の上までそりを引っ張り、全員で滑ります。
途中、斜面のこぶやらカーブやらで、お友だちが一人(一匹)ずつ落っこちちゃいます。
そして、ころころころころ雪だるまになっちゃって、そりで着いたもみちゃんと山すそで合流。
もみちゃんといっしょに小さい読者さんたちが、雪だるまさんたちが誰か当てっこするのが楽しそう。
雪の上を転がると、雪だるまになっちゃうっていうお話が受けそうです。
わたしは、“みんなでそりを ひっぱって やまの うえまで ひっぱって”という所が好きです。
長い滑走を楽しむためには、ホント一生懸命にそりを引っ張り高いところまで登らなきゃなんらいんですよ。
このフレーズで、幼い頃のそり遊びの楽しさを思い出しました。
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ゆっくり一冊を楽しめそうです
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投稿日:2011/11/13 |
一昔前の商店街を思い出し、とっても懐かしくなりました。
さて、お店屋さん毎、各見開きなぞなぞが五つずつ。
絵をヒントに、答えを親子で捜しましょう。
答えを捜しながら、各お店屋さんに並ぶ商品にも見入ってしまいます。
答えは、巻末に。
読んであげる方は、先に予習をしておくのも良いかも。
表紙絵のおもちゃ屋さんから、小さい読者さんは夢中になっちゃうかも。
ゆっくり一冊を楽しめそうです。
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自分を愛せる自信と強さは、早い自立を・・・
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投稿日:2011/11/13 |
両親に毛色が少しも似ていないあかねこちゃん。
家族は、不思議に思ったり気の毒に思ったり。
なんとか両親の毛色に似せるよう一生懸命考えてくれる兄弟たち。
でも、あかねこちゃんは自分の毛色を気に入っています。
「みんなと いっしょなんて つまんない」って、思えるあかねこちゃん。
“そのままの自分”を愛せるって強いんですね。
家出という形ですが、あかねこちゃんは兄弟の誰よりも早く自立です。
あおねこくんとの出会いまでの道のりは、あかねこちゃんの人生にも思えます。
たくさんの経験・淋しさも知った心模様。
そして、・・・。
自分の個性を愛せるって、素晴らしい。
とかく、親の「どうしてうちの子は、・・・なんでしょう」なんていう悲嘆を耳にすると、子どもは自信を失いがちになるものです。
が、あかねこちゃんは、とにかく誰がなんと言おうと“ありのままの自分”が、好きって言うところが彼女の軸ですね。
お子さんが、“ありのままの自分”に改めて自信を持てるようになれる作品だと思います。
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蔑まれた「手」が人権を獲得すべく繋がれ・・・
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投稿日:2011/11/13 |
光村教育図書さんのアメリカにおける人種差別問題を扱った作品は、「ローザ」・「ぬすみ聞き」が記憶にあります。
両者差別された側の方々の希望を捨てず、信念を貫く力強さに心揺さぶられました。
こちらの作品も差別を受けたおじいさんの戦ってきた「手」に、底知れぬ力強さを感じました。
前半孫を可愛がる好々爺の様子に、お国が違っても同じだなぁ〜、と微笑み読み進めました。
中盤から、蔑まれた「手」が人権を獲得すべく繋がれ、大きな力となって行きます(1950〜60年代)。
そして、後半この「手」は孫に“全てを可能とした「手」”として渡されている事に感動しました。
主人公のジョーゼフ(孫)もまた、大切に息子・孫へと渡していく事でしょう。
人種差別の中でも具体的でシビアーな問題がテーマですので、高学年向きかなと思いました。
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落ち葉舞い散る秋の小さくて可愛らしい世界へ
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投稿日:2011/11/13 |
秋、感じちゃいますねぇ〜。
義父の友人にとても手先が器用な方がいました。
義父宅を訪れると、庭の草や小枝・木の実・木の葉・小花を使って、かわいい虫をたくさん作って息子に届けてくださいました。
油絵も楽しまれている方で、観察眼の鋭い方なのだろうなと家族で感心したものです。
こちらの作品も、落ち葉舞い散る秋の小さくて可愛らしい世界へ読者さんたちを連れて行ってくれます。
さっちゃんが、幼稚園で作ったどんぐりのお馬さん。
縁側で眺めていると、てんとうむしのカウボーイを乗せて歩き出し、さっちゃんが追いかけていくと、・・・。
どんぐりのお馬さんに案内されたのは、「おちばいちば」。
ま〜〜〜♪とにかく可愛らしい。
ちいちゃいお店が、軒を並べています。
「ごちそうや」さんのもみじてんぷらが美味しそう。
「ブティック ガガ」のムシくいレースで大笑い。
「うおいちば」には、参りました。
落ち葉がお魚に見えるんですもの。
きつねのの唄も愉快です。
その歌詞も木の葉文字なんです。
も〜〜〜、とにかく細かい作業です。
隅ずみ見ても、見落としていて、何度も読んで楽しめます。
親子でじっくりご堪能ください。
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モ〜〜〜、ノックアウトされました!
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投稿日:2011/11/08 |
モ〜〜〜、ノックアウトされました!
なんと作者12歳の時の作品だそうです。
小学校の自由研究で作った物語なんだそうです。
表紙絵の牛らしき絵から、なんか愉快そうなお話だなとは思いましたが、こんなに笑わせられるとは、ホント笑いました。
扉絵前の献辞から、フフフです。
主人公は、シロオビ・ギャロウェイ族の牛の子クランシー。
彼が生まれた時、胴の周りに白帯のような模様が無かったので、両親は、ガッカリ。でも、心から彼を愛していました。
でもでも、やっぱり真っ黒な毛の彼は、仲間はずれ。
このあと、胴の周りを白くしようと彼が努力する姿が愉快で大笑いしました。
シロオビ・ギャロウェイ族の仲間は威張っていたけれど、体はそれほど大きくなかった。
毎年行われるレスリング大会で、ヘレフォード族に負け牧草の少ない牧場にしか住めなかったから、体が大きくなれず毎年負けの悪循環。
クランシーは、真っ黒な体だったので、闇にまぎれて夜にヘレフォード族の牧場へ豊かな牧草を食べに行っていた。
そしたら、体がみるみる大きくなって、レスリング大会へ、・・・。
この後のクランシーのレスリングの練習のページで、出てくる技(ウシガタメ・ヒズメタックル・ウシフウシャ等々)に大爆笑です。
さて、クランシーが勝ったか、エンディングは読んでのお楽しみという事で、・・・。
コンプレックスを自信に替え、仲間に頼もしく思われていくクランシーの姿が素敵です。
恋あり戦いあり、そして共生ってことまで教えてくれます。
ん〜〜〜、やっぱり名作です。
作者さんのその後の経歴を読み、やはり魅力的な方だな〜と思いました。
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神経質なクマくんとワクワク気分のネズミくん
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投稿日:2011/11/08 |
嬉し〜〜〜い!
出ましたか〜、第二弾。
一作目の「おきゃく、おことわり?」は、1年生のお話会で読んで大笑いしてもらいました。
さてこちらは、すでに前作でお友だちになったクマと、灰色の小さな体にくりっとした目のネズミのその後のお話です。
クマの家にネズミが、お泊りにやって来ました。
クマは来週の火曜日のつもりでしたが、ネズミは「・・・こんばんって いったでしょ」って。
クマとネズミの体の大きさの違いだけでもクスッとしちゃいます。
おまけにこのクマくんの几帳面さ・神経質ぶりに大笑い。
特に眠る前には、たくさん約束事があるようで、・・・。
さらに、完璧に静かじゃないと眠れないそうなんです。
もう、ここでネズミくんが何かやらかしちゃうな〜?って、フフフ。
お泊りにワクワクな気分のネズミくんが、ことりとも音をたてなくなった後、完璧に静かな中、クマくんは変な音を聴いた後、ネズミくんをたたき起こし、・・・。
もう、ここから後でもう一笑いです。
目が冴え、怖くなってしまったクマくんが、ネズミくんに無理やり・・・。
とにかくフレンドリーなお話です。
ネズミくんのほうが大人かな?(笑)
今回もクマくんの家の家具・インテリア・小物が素敵です。
ネズミくん用のベッドも可愛いですよ〜♪
読んであげる方も楽しんでください。
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新たな価値を認められて・・・
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投稿日:2011/11/08 |
2011年7月初版の作品です。
はた先生の絵なので手に取りました。
タイトルを見て???でしたが、とにかく開きました。
1年2組の夏の教室の様子。
プール授業の為、お着替えの真っ最中。
扉絵で、主人公のまさくんがパンツを脱いでる後ろで、同級生の男の子が、かわいい乾いたうんこのちいちゃい玉を発見。
当然「うんこだ!」と大騒ぎ。
この教室の喧騒ぶりがまた可愛らしいんです。
一方、まさくん大丈夫かなぁ〜?
からかわれないかなぁ〜?
いじめられないかなぁ〜?
なんて、ドキドキしながら読み進めました。
まん丸さの完成度の高いまさくんのうんこは、同級生のゆうくんの言葉で新たな価値を認められ、さらに素敵な担任のあきこ先生の登場で、子どもたちは、・・・。
新入生を送り出すご家庭は、トイレについてもちょっと不安ですよね。
洋式&和式の問題。
排便時間のずれ。
特に男子は、個室に入り辛いですし。
それにしても、あきこ先生、お見事でした。
慌てず騒がず、子どもたちを芸術と理科の授業へと引っ張って行ってくれました。
低学年担当の先生のご苦労に感謝感謝です。
な〜るほど、PHP研究所さんらしい作品でした。
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本文で言い足りなかった憎憎しげな追伸文にクスッ
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投稿日:2011/11/08 |
タイトルや表紙絵の雰囲気からアメリカの作品かなと思いました。
そしたら、なんとはた先生の絵です。
中をパラパラと捲って見たら、1960年代の色数を抑えたアメリカ作品のような雰囲気のある絵本。
さらに主人公二人のメモともつかない手紙がコラージュ仕立てになっていて、とってもお洒落です。
リチャードとジャネットの喧嘩の原因は、何だったのかしら?と文に気をとられ、まず読みました。
なんかわたしにも覚えがあったような。
原因は、男の子と女の子の一線を冷たく引くリチャードの宣言のようです。
「野球の試合に、女は入れない」って。
この年頃は、女の子の方が少々体も大きく、へなちょこ男子より上手い子もいるんですよね。
これまで何でも一緒、特別な友だち、一番好きな物まであげていた相手だったのに。
信頼していただけに怒りもなかなか収まりそうも無い様子の往復書簡に、「あら、まぁ〜〜〜」、でした。
特に両者の本文で言い足りなかった憎憎しげな追伸文が、読者としてはクスッとしてしまいます。
ま〜この手紙のやり取りの多さからいって、お互い怒りながらもお互いの事が頭から離れないんだなって、解ります。
この喧嘩の期間、二人は互いのことをいつもより想いあっていたんでしょうね。
終盤の和解に向けてのリチャードのアプローチもジャネットの応対も大人顔負けです。
こうして女の子は女性に、男の子は男性に成っていくんでしょうねぇ。
二度目は絵をゆっくり眺めながら読みました。
絵の中に、両者の微妙な心の動きが描かれていてもう一度楽しめました。
ん〜〜〜、これは高学年以上向けかな?
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