かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
- 笑える
- 盛り上がる
- ためしよみ
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出版社エディターズブログ
2024.04.25
ベルギーで生まれ、世界中の親子に愛されている絵本シリーズ。最新作は日本が絵コンテを起こし、原作者へ提案して実現!!
出版社からの内容紹介
日本からベルギーの原作者に提案し、全世界に向けて実現!「ちっちゃなおさかなちゃん」シリーズのエピソードゼロとなる、おさかなちゃん誕生の物語。
ひろ〜い海の中、ママとパパは待っていました。おさかなちゃんが生まれてくるのを…。喜びにあふれたあの日、みんなの祝福! 毎日笑って泣いて大きくなあれ! の願いをこめて。
ベルギー原作誕生20周年、Gakken版誕生10周年をお祝いする、キラキラホロ加工の特別カバーです。
☆このシリーズを初めて読むかたへ ⇒ シリーズの第0巻となる本書は、白いちっちゃなおさかなちゃんとママパパの物語の読み始めにぴったり。ほかの人気巻の前にぜひ!
☆おさかなちゃんの物語を読んだことがあるかたへ⇒ ママパパが同時に登場するのはこの巻だけ! こどもが生まれたとき、どんなにうれしかったか…おさかなちゃんファミリーの始まりの物語を通じて、家族で幸せにひたれる1冊です。原作者が考えに考えた“新生児”のおさかなちゃんも必見! お祝いにかけつける海の仲間たちの中には、他巻で人気の子たちもいます。
☆もう文字を自分で読めるお子さまへ ⇒ 2〜3文節の短い文が多く、物語の読み始めにおすすめ。生まれたとき、ママパパ、みんながどんなにうれしかったかを知ることは、こどもの自己肯定感をはぐくみます。この物語をきっかけに、誕生当時のことを話してみるのも楽しい!
☆もうすぐ妹弟が生まれるお子さまへ ⇒ 家族が増える喜びをこの物語を通じて知ってほしいと願います。
★★ 物語の一部をためし読み ★★
ぷく ぷく ぷく…
ひろ〜い ひろ〜い うみの なかの おはなしです。
おさかなちゃんが うまれたよ。
ぽよ〜
「ママですよ〜」
ちっちゃな ちっちゃな おさかなちゃん。
パパは うれしくって びゅびゅーん。
「おさかなちゃんが うまれたよ!」
びゅびゅーん。
くにゃっ くにゃっ
くにゃ〜るが きました。
「お〜 かわいいなあ」
うれしくって くにゃっ くにゃっ。
ぴぴんたちも きたよ。
「ママに にているね」「パパにも にているよ」
うれしくって…
…つづきは本を読んでくださいね。
★★ こどもが喜ぶひみつがいっぱい! ★★
『おさかなちゃん』は、こどもが自分から「これ読んで〜! 」と持ってくると大評判。
1 . 厚くてじょうぶなページ! 表面をコーティング!
⇒ 小さな手でもめくりやすい厚みのページ。角が丸くなっているのも安心。よごれてもさっとふける!
2 . コンパクトでほどよいサイズ!
⇒ こどもの視野にぴったり! 美しい黒い海の物語をワクワク楽しめます。
3 . 擬音を大きくゆかいに!
⇒ 全ページに大好きな言葉が!
ベルギー発、世界25言語以上に翻訳出版。日本でも累計発行部数65万部を超える大人気の絵本シリーズ「おさかなちゃん」。今年2024年で原作誕生20周年、Gakken版誕生10周年をむかえました。
記念すべきお祝いの年に登場した新作は、主人公の白いおさかなちゃんが誕生したときの物語『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』。
シリーズのノウハウを結集した集大成ともいうべきこの巻は、なんと第0巻として発売しました。
物語の舞台は読む人の心の中にある、広〜い広〜い海の中。おさかなちゃんが生まれた場面から始まります。「ママですよ〜」とテレながらはじめての声をかけるママ。うれしくなってわが子の誕生を海じゅうに知らせてまわるパパ。知らせを聞いて、海の仲間たちが次々におさかなちゃんに会いにやってきて…。みんなの祝福の気持ちがいっぱいつまった、しあわせな1冊。
「おさかなちゃん」シリーズは、ベルギーを代表する絵本作家、ヒド・ファン・へネヒテン氏の作品。
その日本語版で翻案を担当しているのが、古藤 ゆず氏。オノマトペ(擬音語・擬態語)やこども目線で短くまとめた文など、独自のアイディアをたくさん盛りこみ、日本語版を長く愛されるシリーズへと導きました。
『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』は、古藤 ゆず氏のアイディアがもとになっています。原作者のヒド・ファン・へネヒテン氏が、他者の絵コンテを受けいれ、みごと出版が実現した、という点では、世界25以上ものほかの翻訳出版国でもまだ果たせていない、はじめての事例です。
古藤氏は、原作シリーズに描かれている「心の中の想像の海」の世界観を大事にしながら、絵コンテを起こしました。そして数か月をかけて、骨組みをととのえていきました。
ようやくまとまった絵コンテに、注目してほしいポイントの説明をていねいに加えた後、ベルギーの原作出版社Clavisを通じて、原作者のヒド・ファン・へネヒテン氏へ打診。
数週間ののち、ヒド・ファン・へネヒテン氏に企画が受けいれられ、絵を描いてくれることになったとの知らせが届きました。
さらに日本語版だけでなく、原作国のベルギーでの出版も決定。世界じゅうの翻訳出版社にも紹介していく方向で、話のスケールが広がっていきます。
やがて、古藤氏の絵コンテを参考に描いた、ヒド・ファン・へネヒテン氏のラフスケッチが完成しました。
鉛筆ラフスケッチの確認・修正依頼、その後のカラーラフの確認・修正依頼を何度か重ねて…数か月後、ついに絵が完成! その絵に合わせて文や言葉を推敲し直し…、ついにデザインも完成しました。
《絵コンテから完成までの流れ》
1.古藤 ゆず氏の絵コンテ
2.ヒド・ファン・へネヒテン氏の鉛筆ラフスケッチ
3.ヒド・ファン・へネヒテン氏のカラーラフ
4.絵の完成。文や言葉の推敲
5.ページデザイン
6.カバー・表紙デザイン
7.印刷所へ
翻訳出版国からの物語企画、しかも第0巻という斬新な提案に賛同し、繊細であたたかみのある絵を完成させたヒド・ファン・へネヒテン氏。そんな彼から、発売に際してメッセージが届きました。一部を抜粋して紹介します。
「『エピソードゼロ』を作るというのは実にワクワクする試みでした。出版を決定した後、わたしは、すぐにあれこれを考え始めました。『生まれたばかりのおさかなちゃんは、どんな感じかな?』とかね(笑)」
「おさかなちゃんのママとパパは、すべてのママとパパを代表する存在です。個性についても、いろいろな国の読者にとって共感できるものであるようにと考えて描いています。ママもパパも親になったばかり。パパはまだまだやんちゃですが責任感があり、おさかなちゃんのことが大好き。ママは思いやりがあり、おさかなちゃんをやさしく見守っています」
「この作品を通じて、赤ちゃんをむかえるときのウキウキした気持ちや喜びを、表現したいと思いました。新しい命をいつくしむというのは、人生においてとても大切なことです。赤ちゃんの世界が広がっていくのを見守るのは、素敵な体験です。そんなことが伝わるとうれしいです」
一方、企画・構成・文を担当した古藤 ゆず氏からも、メッセージが届きました。一部を抜粋してご紹介します。
「ラストのせいぞろいのシーンはいちばん気に入っているページ。海の仲間がおさかなちゃんを愛おしく思う気持ちがページからあふれています。ここの文については、絵が完成したあと推敲をくり返して、最後まで悩みました。自分のこどもが生まれたときの気持ちを時間をかけて思い出し、そうして出てきた『ママ パパ みんなに かこまれて おおきくなあれ! おさかなちゃん』の文は、とても好きです」
「実生活で、はじめてわが子と対面したとき、あまりに小さくて驚いたこと、周りのみんなが顔をほころばせてお祝いしてくれたことを、今でも思いだします。誕生した生命の愛しさ、親子になったうれしさを、おさかなちゃんの物語で伝えられたら…と思いました」
「読者をとりまく環境も、(Gakken版シリーズがスタートした)10年前よりずっとパパが育児に関わるようになり、こどもとのコミュニケーションも増えている様子。なので、ママパパどちらも登場するはじめての巻にしたいなと思いました。ママパパがいっしょにおさかなちゃんを見守るストーリーはきっとみなさんに共感してもらえるのでは、と。たくさんの絵本を前に、どんな物語から読み始めればいいのか、とまどわれているママパパの入り口にもぴったりな1冊です」
シリーズ「誕生」の記念の年に実現した「おさかなちゃん誕生」の物語。
著者ふたりの熱いメッセージやウラ話は、下記サイトでもくわしく読むことができます。
この機会に、絵本の舞台ウラをのぞいてみるのはいかがでしょう?
この書籍を作った人
1957年、ベルギー生まれ。ハッセルトの美術学校で、絵、グラフィックアート、写真を学ぶ。著者に『わらって!リッキ』(ハッセルト市の国際絵本賞を受賞)『リッキとアニー』『リッキのなつやすみ』『リッキのおともだち』『リッキのクリスマス』『リッキのゆめ』『リッキとにわとりのミア』(以上、「リッキ」シリーズ)、『おしりをだして』『みんなおやすみ』『ゆきがたくさんつもったら』『あなたのことがだーいすき』『だっこのえほん』『パパ、おばけがいるよ。』(すべてフレーベル館)など。ベルギーではもちろん、ヨーロッパ各国でも大人気の絵本作家。