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絵本紹介
2025.01.16
寒くて長い冬の夜。テレビ番組にも飽きてしまって、サブスクも気になるものがなくて……それなら本を開いてみませんか?
「本を読みなさーい」「ゲームばかりしていないで、本を読んだら?」
そんな言葉よりも何より有効なのは、親御さんが楽しそうに本を読んでいるその姿。もし、その本が自分たちにも読めそうな楽しい表紙とタイトルの本だったら、ちょっと本を置いて席を離れたその隙に、ペラペラとページをめくっているかもしれません。
小学校低学年のお子さんが初めて一人読みするのにおすすめな短い幼年童話から、ファンタジー大好きなお子さんが異世界にぐんぐんのめり込める長編読み物、そして今を生きるひとりの女性が未来の大人たちへ贈る力強いメッセージを綴ったエッセイまで。今月も多種多様な児童書が集まりました。
自分の好きなジャンルの作品を手に取ってみることはもちろん、長い冬の夜のお供に今までと違ったタイプの本を開いてみるのも面白いかもしれません。一冊の本から新しい世界を垣間見てみましょう。
出版社からの内容紹介
優れた幼年童話に贈られる
「ひろすけ童話賞」を受賞した
カラー挿絵たっぷりの
好評シリーズ、最新刊!
まちの動物病院でくらしている、
大きなねこのとらまるは、
毎晩、まちの先生が
眠ってしまうと、
「やまの動物病院」をひらいて、
山の動物たちの病気やけがを、
なおしていました。
まちの先生が、風邪をひいて
ねこんでしまった晩のこと。
とらまるが、いつものように、
山の動物たちの診察をしていると、
まちの先生の患者の、
ヤギのメリーが、
「とらまるちゃん、たいへんたいへん!」
といって、かけこんできました。
いったい何があったのでしょう……?
ねこのお医者さんが大活躍する
好評シリーズ第三巻。
一巻目の「やまの動物病院」は、
ひろすけ童話賞を受賞しています。
この書籍を作った人
1958年生まれ。東京藝術大学卒業。子どもの本を中心に翻訳家として活躍するとともに作家・画家として絵本や童話作品を数多く手がけている。『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。翻訳作品に『ふしぎをのせたアリエル号』(徳間書店)『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など、絵本や童話に『のはらひめ』(徳間書店)『めいちゃんの500円玉』『ハンカチともだち』(ともにアリス館)『すてきなひとりぼっち』(のら書店)「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)「まほろ姫」シリーズ(偕成社)など。そのほかに『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、カモを育てた体験をもとにした『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)がある。
出版社からの内容紹介
小学生のガンちゃんのへやには
なぞの神さま、スーさんもすんでいる。
ガンちゃんは、クラスメイトから
死んでしまったペットのウサギにあいたいという
ねがいをきいて、スーさんに相談したけれど、
スーさんはだめ、というばかり。
そうこうするうち、
スーさんのともだちの神さま、クニさんもやってきた。
ガンちゃんは、クラスメイトのおねがいをかなえることができるのか?
ギョウザが大好きで、人の道に反したことをすると
歯を痛くするヘンテコな神さまと、心優しいおきらく小学生の
ちょっといいはなし、シリーズ第2作。
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「あいたいペットに、あえる場所が、神さまの国のどこかに、あるんじゃないのかなとか思って。」
「なかなか、いいカンをしておる。」
「えっ、やっぱり!」
頭のなかに、よろこぶ芽亜里ちゃんの顔がうかんだ。
「しかし、だめだ。」
スーさんが、ギュッと口もとをひきしめた。
(本文より)
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この書籍を作った人
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞を受賞。主な作品に『だいすきひゃっかい』「かめきち」シリーズ(共に岩崎書店)、「ももいろ荘の福子さん」シリーズ(ポプラ社)、『ならくんとかまくらくん』(文研出版)、『ランドセルのなつやすみ』(PHP研究所)、『みんなのきもち』(学習研究社)、「なにわのでっちこまめどん」シリーズ(佼成出版社)など多数ある。
出版社からの内容紹介
制限時間は一カ月。その間に治療薬をみつけないと、あなたの心臓をいただきます!
オッドアイの神秘的な猫にさそわれるように、奇怪な世界に足を踏み入れた15歳の少女シア。桜が満開にさきほこり、ホタルが舞う幻想的で美しいその場所は、なんと妖怪たちが人間から遠く離れてくらすためにつくられた妖怪島だった。
妖怪島最高のレストランのオーナー・ヘドンの前に連れていかれ、心臓を差し出すように言われるシア。彼を苦しめている病は、人間の心臓だけが唯一の治療薬、シアはヘドンに捧げられるために人間の世界からこの異界に連れてこられたというのだ! その場の機転でなんとか死を免れるが、そのかわりに「レストランで働きながら、一カ月のあいだに、心臓にかわる治療薬をみつける」と約束してしまう。こうしてヘドンの治療薬を探すシアの冒険が始まった。次々とおそう困難のなか、はたして彼女は薬を見つけ、命を守ることができるのか?! 人間の世界に帰ることはできるのか?
顔がふたつあるマダム、頭でっかちの魔女、涙で酒を作る酔っ払い、木の精のような庭師、黒いカラスの翼をもつ少年――。見た目も思考も摩訶不思議。これまでの常識でははかれない妖怪たちと出会い、彼らの物語を知ることで、シアがさまざまなことをみつけていく、Kファンタジーシリーズ第1弾!
奇怪な妖怪レストランにようこそ!
出版社からの内容紹介
「いい子にしていなさい」といつも言われているリトル・ビリー。リトル・ビリーは、いい子にしていることに、ウンザリしていた。ママが絶対やってはいけないということ――すぐそこにある「あやまちの森」を探検すること――をやってみたくてしょうがない。よし、かんたんだ。窓を乗りこえて庭に出て森まで走っていけばいい。ところが、シーンと静かだった森に、やがて、何か大きなものが近づいてくるような音がひびきはじめた……あれは森に住んでいると噂されるカイブツにちがいない! 音はどんどん大きくなり、カイブツのはきだす煙がもくもくとあたりをおおいはじめた。必死で逃げるリトル・ビリー。大きな木の枝にとびつき、下を見ずにどんどんのぼっていった。長い木登りのあと、やっとほっとしてあたりを見まわすと、そこにはなんと……!! 小さな森の住人「ミンピン」たちの町があったのだ。ミンピンたちも、カイブツのせいで、地面を安心して歩くことができず、樹上高く暮らしているという。このままでは、リトル・ビリーもうちに帰れない。リトル・ビリーとミンピンは、なんとかあのカイブツをやっつける方法はないかと考えをめぐらせる。――物語の名手、ロアルド・ダールの心おどる冒険物語。ダールの児童書ほぼすべてにイラストを添えてきたクェンティン・ブレイクが今回この作品に初めて絵を描き、ロアルド・ダール コレクションに新たに加えられた。
この書籍を作った人
1916〜1990年。イギリスの作家。サウス・ウェールズに生まれ、パブリック・スクール卒業後、シェル石油会社の東アフリカ支社に勤務。第二次大戦が始まると、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍したが、不時着し、長く生死の境をさまよった。戦後、この経験をもとにした作品で作家生活に入り、変わった味わいの短編小説を次々に発表して人気を確立。結婚後は児童小説も書きはじめ、この分野でも、イギリスをはじめ世界じゅうで評価され、愛される作家となっている。人生のモットーは―― " わがロウソクは両端から燃える 朝まで保つまい それゆえ敵に味方に照り映える 愉しき光の舞い " (柳瀬尚紀訳)
この書籍を作った人
小説家、詩人、児童文学作家。1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)がボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』(金の星社)が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に選定される。その他の児童書に『きみの声を聞かせて』(偕成社)『いつも心の中に』(金の星社)『あんずの木の下で』(原書房)『お手紙ありがとう』(WAVE出版)『くろくまレストランのひみつ』(金の星社)『ねこの町のリリアのパン』(講談社)など多数。
出版社からの内容紹介
戦争に人生を翻弄され、養母とともに来日してからも、貧困やいじめに苦しんだサヘル・ローズ。
幼少期から積み重なった辛い経験は、心に大きな穴を空けてしまったといいます。
けれど、さまざまな出会いを経て、彼女は自分の心の形を愛し、笑顔で前を向けるように。
暗闇と孤独の中を生き抜いてきたサヘル・ローズが、悩みの中にいる子どもたちの孤独や痛みに寄り添い、「大丈夫」と元気づけ、自分らしく生きていくためのヒントを語ります。
また彼女は、世界中を旅し、紛争で難民となった人びと・貧困に喘ぐ人びとに会いに行き、支援する活動を続けています。祖国を追われ、貧しさの中で喘いでいる世界中の人びとの現状を知り、自分の心に引き寄せて見つめていきます。
その旅は、幼き日の自分を救うための旅でもありました。
旅の中で世界の現実を目の当たりにし、彼女がたどり着いた「真実」とは?
未来の大人に向けて、自分を愛し、他者と手を取り合って生きていくヒントが詰まった、サヘル流「人生指南書」。
<もくじ>
待っていたよ、私を見つけてくれるのを
1・家族のあり方に正解はない 〜青い部屋での記憶〜
2・人はひとりでは生きていけない
〜31年前、母と二人で日本へ〜
3・誰かのための「アナタ」にならなくていい。否定する人に好かれようとしないで
〜いじめを経験して〜
4・がんばらなくていいよ
〜私をどん底から救ってくれた言葉〜
5・迷って当たり前。大切なのは、自分が選んだ道に「責任」が持てるかどうか
〜受験、そしてやりたいことを見つけるまで〜
6・お金を「経験」に変えなさい
〜旅のゼロ地点、インド〜
8・忘れ去られた人びとが世界にいることを知る
〜貧困地域の負の連鎖〜
7・「会話」ではなく「対話」する力
〜アフリカ大陸の貧困と差別に触れて〜
9・国家と国民は分けて考える
〜ウクライナ侵攻・パレスチナ問題〜
10・自分のコップの形を愛する
〜想像と共感の扉をひらいて〜