5じ15ふん。 あわてんぼうさんが ようやく 目をさましました。 やくそくのじかんは 6じちょうど。 あわてんぼうさんは はしります。
かいぶつ国 たいぼく村の じゅうみんたちが 『おおきな木のほこらげきじょう』に ぬいぐるみげきを 見に出かける様子が 時間を追って 見開きページに 描かれていきます。 なかでも、あわてんぼうさんは…。
たいぼく村のかいぶつたちは、出かける準備の真っ最中。
本当は違う名前なのに、いつもあわてているかいぶつさんは「あわてんぼうさん」と呼ばれています。
約束の時間は6時なのに、5時を過ぎてようやく目を覚ましたあわてんぼうさん。
あわてて支度をしてあわてて走り出します。
登場するのはすべて怪物さんです。
のんびり準備をする横で、あわてんぼうさんだけが寝ているのですが、この対比が面白く、また可愛らしい。
ページの端には時計が描かれていて、時刻がわかるようになっています。
最後のオチがとてもよくて、さすがは「あわてんぼうさん」と納得。
長女はオチがよめたのか、ニヤニヤ顔で見ていました。
わかっていても笑っちゃうシーンです。
「まぬけだねぇ」「あわてんぼうなんだよ」とクスクス笑いながらお話していました。
あわてんぼうさんに覚えのある人にはちょっと痛いけれど、可愛らしくておかしい絵本です。 (ひとときさん 30代・その他の方 女の子10歳、女の子3歳)
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