ある日、のはらの真ん中でにひきのぶたさんが大ゲンカ。 「よくも いったな、ぶー!」 「なんだよ そっちだって、ぶひー!」 これは、大変。みんなも心配そうに見ています。 おいもくんが仲裁に入ろうとしても、はじきとばされてしまいます。 「うるさい、ぶー!」
その時! 「しゅ〜〜」 へんな音が聞こえたかと思ったら・・・ 「じゃじゃーん! わしは ほしいもマンじゃあ!」 なんと、登場したのは、しわしわのほしいもみたいなおじいちゃん。 大丈夫なの? ちゃんとケンカを解決してくれるの? 足をくじいたほしいもマン、よれよれしながらにひきのぶたさんの間にすわります。 「やれやれ、どっこいしょ。さて、おふたかた。けんかのわけを わしに きかせてはくれんかのう。」 「ほうほう、ほうほう」
このほしいもマン。強くはないけれど、なんだかとっても力強い。 あっという間にぶたさんたちは仲良しに。だてにしぼんでいるわけではないようです。 そして、驚くのはその正体。なんと、おいもくんが、ほしのバッジを胸につけて・・・!? なんて新しいヒーローなのでしょう。
あきやまただしさんが、“ほしいも”を見ていたら思いついたのか、“おじいちゃん”を見ていてアイデアが浮かんできたのか。その誕生話もとっても気になる絵本の登場です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おいもくんが「ほしのバッジ」を胸につけると……、「ほしいもマン」に変身だ! ほしいもマンの手にかかれば、大ゲンカしている人も、ニコニコの笑顔になります。果たして、その方法とは!?
<編集者コメント> ヒーローは普通、変身してパワーアップしますが、ほしいもマンは逆です。シューッとしぼんで、おじいちゃんになるのです。 口癖は「ほうほう、ほうほう」。強くないけど、心強い! 新時代の“おじいちゃんヒーロー”登場です!
あきやまさんの絵本、へんしんシリーズが好きでよく読みますが、今回はこちらを。我が家の3歳息子、5歳娘、一緒にいる時間が長いためか、しょっちゅうケンカ?しています。ほしいもまんのように穏やかにことがおさめられたらよいのですが、毎日のことなので親も余裕がなくなるのが現実です。ほいしもまん、我が家にも来てくれないかなぁ。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
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