こぐまのミモは、おかあさんと、ナンナおばあちゃんのところへ出かけます。 ナンナおばあちゃんの家は、遠いオリーブの丘でジャムを売ってる、ジャムやさんです。 ミモは、明後日開催される、森のなつまつりで売るジャムを作るお手伝いにいくのです。
やっと着いた『ナンナの ジャムや』は、とっても素敵! 甘くて香ばしい、いいにおいがするナンナおばあちゃんが迎えてくれます。 お店には、色んなお客さんがジャムを買いにやってきて大盛況。 一日が終わって、お店を閉めると、いよいよ明日はなつまつりの準備です。
早起きしてブルーベリーをたくさんつんだ後は、ジャムづくり。 ミモも一生懸命手伝います。 危ない場面は離れていてね。だけど、大事な味見をするのはミモの役目です。 手作りのラベルも貼ればばっちり完成! さあ、なつまつり会場でナンナのジャムはたくさん売れるのでしょうか?
賑やかで楽しいなつまつり会場。おひさまや雨、風の力をもらって、森やはたけにできた食べ物をみんなで喜ぶ大事なおまつり。だから、美味しそうな食べ物がたっくさん並んでいるのです。ミモもがんばって店番をしていますよ・・・。
ミモが丁寧にジャム作りをしている場面を見たり、お店でお手伝いをしている様子を見ていると、ミモの嬉しさが伝わってきます。生き生きとしたミモの表情につられて、なんだかウキウキしてきます。作者のいちかわなつこさんが描くミモたちの可愛さや美味しそうな食べ物にも目が釘付けです! 最初から最後まで、甘い香りとさわやかな風が漂う、可愛らしくあたたかな絵本。 ミモの活躍にも注目してね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
こぐまのミモは、夏祭りにお店を出すおばあちゃんのお手伝いに出かけます。ブルーベリーを摘んで、ジャム作り。味見をして、ラベル描き…。森の夏祭りでは、大きな声でお客さんを呼ぶお手伝い。ところが、なかなかお客さんが集まらなくて…。そこでミモは、とてもいいことを思いついたのです。お祭りで、おいしいジャムは、売れるでしょうか…!? お手伝いができた嬉しさと、甘いジャムのおいしさがいっぱい詰まった絵本です。
お店屋さんごっこが大好きな娘。
この絵本もお気に入りになっていました。
こぐまのミモがおばちゃんのジャム屋さんをお手伝いするお話です。
ジャム作りの様子、ジャムの瓶にラベルを貼ること(ラベルに絵をかくのもミモの仕事!)など、楽しい様子が伝わってきます。
すごいなと思ったのは、実際にジャムを売るシーン。
お客さんがあまりこないときにミモが機転を利かせます。素晴らしい対応です。親子で大好きな1冊となりました。 (りおらんらんさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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