誰でも一度はひいたことがある「かぜ」。 でも、かぜをひくとどんな症状が出るのか、きちんとわかっている子どもは少ないかもしれません。 (実際にかぜをひいているときは、それどころではないし……)
この絵本では、 「なんだろう? はながむずむず……」 から始まり、くしゃみ、鼻水、悪寒、せきなど、主人公の少年がかぜをひく様子が丁寧に、かつコミカルに描かれています。 「さあ ちゅうしゃを うとう」 と、ひげもじゃで怖い顔したお医者さんが巨大な注射を持って登場。 さらに、恐ろしい「かぜばいきん」もやってきて、がおーと戦いが繰り広げられ……熱でうなされて怖い夢を見る様子も描かれています。
この絵本を読んでかぜのことを知っておけば、「かぜ予防」にも役立ちそうです。お風呂上がりにパジャマを着るのを嫌がったり、帰宅してもうがいや手洗いをしない子には、「かぜばいきん来るよ?」と言ってみてくださいね!
そしてもう一人の主人公は、全ページに渡って登場する黄色いネコちゃん。クシャミに驚いたりかぜばいきんと戦ったり全快を祝ったり、とってもいい味を出しています。オチにもなっている裏表紙にも、ぜひご注目ください。
(洪愛舜 編集者・ライター)
この本を読んだらきっと風邪ひかないようになる!? 風邪の怖さ、その症状をユーモラスに描いた1冊。楽しみながら、風邪について考えられる1冊です。
風邪をひいたときの、
あの感じが、しっかりと描かれています。
そうそう、隣の部屋から声が聞こえてくると、気になってしまったりするんですよね。
風邪をひいてから、治るまでのシンプルな物語ですが
風邪の絵本は珍しいので、面白いなと思いました。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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