「ぼくのお父さんはね……」森の朝は、どうぶつの子どもたちの自慢話でにぎやか。でも子ぐまだけはションボリ。父と子の心の交流を優しく温かく描きます。物語絵本。
動物の子供たちが、自分たちのお父さんが運転できる乗り物を教えあっています。くまくんのお父さんは、何も運転しないけれど…。
ちょうど、作者の生い立ちを語った自伝的小説を読んだ後に見つけた絵本だったので、彼の父親に対する気持ちが理解できたような気がしました。それが「お父さんのばか…」に表れているのでしょうか。子供には聞かせたくない表現ですが。絵は鉛筆画の柔らかいモノクロに一部着色。その部分を強調する効果がうまく出ています。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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