りっちゃんは、3さいのおんなのこです。ママのまねっこがだいすき。 りっちゃんは、ママのお手伝いで牛乳を運びます。 ところが、バタバタいそいで運ぶので、牛乳がこぼれてしまいます。 「あら あら……そっと 運ばないと……」「はぁい……」
今度は、猫のミーにミルクをあげましょう。 「りっちゃん、ミー どこに いるかな?」 「りっちゃんが つれてくるー!」 ところが、ギュッと捕まえるので、逃げられてしまいました。 「あら あら……そっと だっこしないと……」「はぁい……」
そんな失敗続きのりっちゃんですが、日々を通して“そっと”が上手になっていきます。 赤ちゃんに触るときは、“そっと”。 シャボン玉をふく時も、“そっと”。 できなかったことができるようになっていくりっちゃんの成長と、それを見守るママのあたたかな空気が伝わってきます。 『ちょっとだけ』(福音館書店)の作者が描くやさしい一冊です。
とても優しく、見ているだけで
心が温かい気持ちになります。
子供が3歳ぐらいのころは、
とても可愛くて いとおしくて、
でも育児の真っ最中は無我夢中で、
自分の時間なんかないぐらい
大変なこともありました。
この絵本を読んだとき、
りっちゃんとママのような過ごし方、
とても貴重ですね。
大事なひとときです。
育児真っ最中の方に
お子さんを膝にすわらせて
ゆっくり読み聞かせてあげて欲しい、
そんな若いママにオススメしたい絵本だと思いました。 (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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