『ママが おばけになっちゃった!』で、交通事故に遭い、 おばけになってしまった、かんたろうのママ。 今日は、ママのお葬式です。 ママはおばけの姿で自分のお葬式を見ているのですが、その姿は誰にも見えません。 でも、夜12時を過ぎると、かんたろうの前にだけ現れることができるんです。 お葬式をしたらママに会えなくなると思っていたかんたろうは、ママが心配しないように、 ひとりでトイレに行くことも、お風呂に入ることもできるように頑張っていました。 そんな、かんたろうの姿を、おばけになってもずっと見ていたママ。 「ママと あえなくても へいきでしょう?」とかんたろうに問いかけます。 すると、かんたろうは「ママと はなれたく ないから、ひとりで なんにも できない こに なって やる!」とボロボロと涙を流しながら、訴えます。 かんたろうが我慢していたことに気づいたママ。 かんたろうの気持ちを受け止めて、何と言うのでしょうか……。
のぶみさんの作品は、ストーリー以外にも絵の中にいろいろなキャラクターが登場し、探し絵の楽しさもあるのも魅力のひとつ。 絵本の中にはいろいろなおばけが登場するので、 「このおばけ、こんなことをしている」 「見えないけれど、おばけっていっぱいいるんだね」と、親子で会話がはずみそうです。 シリアスな設定の中にクスっと笑える場面もあり、重い話が苦手な方も楽しむことができる作品です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
『ママがおばけになっちゃった!』、待望の続編です。
きょうは ママの おそうしきです。
おばけになって、かんたろうのもとへ現れていたママですが、ほんとうにお別れの時がやってきました。
目に見えなくても、ママはかんたろうのそばにいる。 「ママが かんたろうの なかに いる こと、おもいだして ほしい。それ なら ママと あえなくても へいきでしょう?」 そう問いかけるママに、かんたろうは思わず叫びます。 「え! なんだよ! なんなんだよ! あえなくて へいきな わけ ないじゃん! ひどいよ、ママ!」
受け入れがたい別れと、母子はどのように向き合うのでしょうか。
ママがおばけにシリーズを2冊も買ってきまして、私は「何だろう、この人は私に死んで欲しいんだろうか」と感じた私は心が歪んでいるでしょうか。絵の可愛さで母親が死ぬという事の悲しさをごまかしてるな〜と感じた私は心が歪んでいるでしょうか。 (梅木水晶さん 30代・ママ 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
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