そんなに走るとあぶないよ!薬をつけるその前に……、ようこそ幻想サーカス団へ!
「いたい? いたかったら くすりをつけなくちゃ。でも そのまえに」 そう始まる、一篇の子どものための詩。 「ちょっぴり いたかったら かえるのしたで ひやしてもらって」 「すこうし いたかったら こねこのしたで なめてもらって」 うんと いたかったら……? とっても いたかったら……? それでも いたかったら……? カエル、子ネコ、ウシ、ゾウ、クマ……、助けてくれる動物の迫力はパワーアップするけれど、すりむいたひざの痛みと、泣きたい気持ちはおさまりません。 でも、安心してください。さいごに、きわめつけの特効薬がありました。 それは、大好きなママの「いたいのいたいの とんでいけー」!
やさしいことばで綴られた詩の世界が、大人気絵本作家のさこももみさんによって、楽しくも美しい、幻想的なサーカスになりました。
個性的なイラストと物語で、なんとも不思議な世界観が詰まっています。
文字が少なく、イメージで楽しむ絵本かと思います。
そのため、絵本に慣れているお子さんの方が、より味わえるかもしれません。
サーカス小屋の怪しい雰囲気に、好奇心をそそられます。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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