
「ぼく」のとなりにいるのは、……「ばく」だよね? ぼくとばく、ばくとぼくに入れ替わっちゃった!
「まてぇ もとに もどしてよう」と追いかけますが、 「こんぶおうじ」が、「おんぶで工事」しているところに行き合い「あっちいってな」とあしらわれ…… 「ことりがひま」、しているかと思いきや、「ひとり独楽」、をまわしている鳥にも「知らないわ」と言われ…… 1文字違いで大違いの別世界にどんどん迷い込んでいきます!
そもそも、絵本作家、鈴木のりたけさんのおうちの食卓で、娘さんが「おなかいっぱい」を「いなかおっぱい」と発した言葉からひらめいた!というこの絵本。 1文字を入れ替えるだけで、がらっと言葉の意味が変わってしまうおもしろさが、存分に描かれたことばあそび絵本なのです。
ナスでいっぱいのバス。「バスの中」で「なすのばか!」と叫びたくなるぼく。 のりのりのナスたちに、我関せずの表情でさっさと先におりていっちゃう、ばく。 もう、いったい、ぼくとばくは元通りになれるの?
モノクロの絵のなかに、赤丸の1文字が小粋に効いて、そのふしぎな世界はばくが白黒で描く夢のなかに迷い込んだみたい! 読んだらきっとあなたも「ひともじいれかえあそび」したくなりますよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

ひともじいれかえあそび
頭の文字を入れ替えると、ガラッと意味が変わる面白さを楽しむ言葉遊び絵本。不思議な「ばく」のしわざで、ばく色になってしまった「ぼく」。元に戻してもらおうとばくを追いかけるけれど、てんやわんやな展開に。
一文字入れ替わっただけでまったく別物になってしまう、言葉の面白さを楽しめる絵本。すっとんきょうな顔をして、次々といたずらを仕掛けてくる「ばく」。追いかける「ぼく」は、めくるめく一文字違いの世界に振り回されて・・・。言葉遊びをしながら、ひとつの物語としてもハラハラの展開が楽しめます。「しごとばシリーズ」や「おつかいくんシリーズ」など、ユニークな観察眼で世の中を切り取り編集する名手・鈴木のりたけ氏が新たに挑んだ、新しいアナグラム絵本。

この面白さはなんだか初めて。
すごいですね。鈴木のりたけさんのセンス。もはや天才でしょう!
ぼくとばくが入れ替わって・・・というストーリーからテンポよくどんどんお話が進んで行くのですが、もう途中から大人も必死で一文字言葉を入れ替えて考えながらページをめくっています。
うっかりパンチ→ぱっかりうんち?ぱっかりうんちってどういうこと??
ナンセンスなようで、とにかくすごく面白い!
ページをめくるまで、何とも理解できないのですが、ページをめくると確かになるほど!!ぱっかりうんちだと大爆笑。
小学生の子どももこの手のギャグは大好き。
笑いながら楽しみました。
最後もきちんとおちがあるのがすごいです。
ちゃんとばくとぼくは元通りになれたのでめでたしめでたし。
何度でも繰り返し読みたくなる面白い絵本でした。文字も少なくて小さな子からも読めますが、この面白さをわかるには文字に興味を持ちだした子より、もう一歩進んだ読み書きなどにも関心を持ち出す年長さんくらいからが面白いのではないかと思います。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)
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