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ジャックが部屋でみつけた、一本のふるいえんぴつ。もう何年も前、同じこの部屋で、えんぴつはある物語を書きはじめました。えんぴつや、かみや、テーブルたちのながいながい旅、はるかなはるかな物語を―。
えんぴつ
私たちは 字や絵を描いたり鉛筆のありがたさに気づかなくなっています。
生活の中の当たり前になっているからです。
でも毎日 お世話になっている。
この絵本はね。
えんぴつの歴史の物語です。
そして 紙も 森の木から作られおおくの人の手が加えられていること。
森の鳥たちもヒナに物語を歌って聞かせています。
子供が大人になり 船乗りになり世界中を旅して 孫に 語ってあげる。
こんな風に 人間もまた語り継ぐ事で 歴史が繰り返されています。
大人が 余裕が無くなり 語り継ぐことが 少なくなっている今 この絵本はしみじみと 読み 子供に 語り継ぐことが大切だと思いました。
大人の絵本ですね。 (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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