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新しい人生を求めて旅に出たジプシーの若者が、途中で命を救ってあげた動物たちの助力により、 美しい王女と結婚する話。スズキコージの油絵による重厚かつ奔放な本格的大型絵本です。
〈ジプシーの昔話〉というサブタイトルに惹かれて読みました。
農奴のように働く主人公の姿におや?と思ったら、やはり旅に出かけました。
行く先々で、親切なジプシー。
助けたお礼にもらったものを袋にしまい、ついに出会った理想の女性。
それが一国の美しい王女。
それも、かなりハードルの高そうな問題が、・・・・・・。
王女とのかくれんぼで見つからなかったら、夫になれるということで、袋にしまっていたものを取り出し、挑むジプシーでしたが、・・・・・・。
王女の持つ、世界中のものをなんでも映し出す魔法の鏡。
この鏡によって、連敗するジプシー。
ですが、最後に王女の鏡に映ったのは、王女の心の中。
王女自身気づいていたことを改めて鏡に教えられ、王女は初めて素直な行動に出られたのでしょう。
そうなると、もう鏡は必要ないのでしょうね。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
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