夜の町から夜明けの草原へ、そして洞窟探検のあと、また闇の夜に――デザインの魔術師・ムナーリの代表作! 五感のすべてを使い楽しむ仕掛け絵本。ムナーリ生誕110周年記念復刊 。
ブルーノ・ムナーリさんお得意の仕掛け絵本。
題名の通り、闇夜に月明かりが印象的。
やはり、配色の妙でしょうね。
次に、トレーシングペーパー?の透過の世界。
生き物たちの気配を感じるのに、いい塩梅。
さらに、洞窟探検。
穴あきの仕掛けが、絶妙な空間を演出し、ミステリアスで、
時空を超えて響きます。
色合いが明るいものの、岩の存在感。
そこに差し込まれるトレーシングペーパー?が水の存在を軽やかに。
そこを通り抜けるからこそ、夜の光景が映えます。
ブルーノ・ムナーリさんの闇の世界は豊潤です。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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