ぼくのパパはライオンでママはくま
プースはライオンのお父さんと熊のお母さんから生まれたくまのこライオン。 お母さんは冬眠するので、冬のあいだはお父さんとふたりで過ごします。 お母さんが目を覚まして家族がそろう春になると、みんなでピクニックや川遊びに行ったりします。 妹のうららはお父さんにそっくりでお肉が大好きだけど、プースはお母さんに似ているのでお魚や木の実やはちみつが好き。 そして、つぎの冬はお母さんと同じように眠くなってきました…。 作者はドイツ在住のイラストレーターで、本書が絵本デビュー作です。 文化や性質が違う者同士がお互いを認め合い、尊重しながら暮らしていきたいという作者の願いを動物に託して楽しく描きます。 子どもから大人までそれぞれの価値観で味わうことのできる絵本。
全頁試し読みで読みました。プースのパパはライオンで、ママはくまですが、喧嘩もするけど、仲良しのほのぼの家族だと思いました。ママが冬眠する前には、プースとおとうさんのマフラーや帽子を編んだり、冬中食べる焼き菓子や、保存食をたくさんこしらえてやっぱり家族のことを考えてから最後に自分用の蜂蜜を用意して冬眠するので感心しました。プースに妹が生まれてパパ似で、お肉好きで、家族が増えていいなあと思いました。プースは、ママ似なので、次の冬には、ママと二人で冬眠してるけれど、妹が生まれたのでおとうさんも寂しくないので、よかったなあと思いました。ごく普通の家族にみえました。プースの言うようにいつも春だったらいいなあと思いますが、春が待ち遠しくて春の訪れをなにより楽しみにしている家族だと思いました。春の描き方が素敵でした! (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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