ねむたくて、ねむたくて、びーびー泣いていたなすびのこですが…
“ねーたーよー”
いつの間にかこってんと横になって寝てしまいましたよ。 続いてねむたい、ねむたいばななのこも、かぼちゃのこも…
“ねーたーよー”
あー、可愛い。なんて可愛いのでしょう。 ねむたいのかな、寝るのかな、という表情からの…
“ねーたーよー”
これがいいのです。 …え、絵が大らか過ぎて違いがわからないって? いえいえ、わかるんですよ。見守っているママには。パパには。 その瞬間のなんともいえない愛らしさと安堵感。 幸せな時間です。
“ねーたーかーなー”“ねーたーかーなー”
寝そうで寝ないそらまめの兄弟たちだって、ほら。 いつの間にか、いいお顔で「おやすみなさい」。
声に出して読んでいるだけで、あかちゃんも、小さな子どもたちも、読んでいる大人だってねむたくなってきてしまうこの絵本。そのひみつはやっぱり、愛らしくて大らかで、それでいてクスっと吹き出しちゃうようなやぎゅうげんいちろうさんの絵とことば。語尾をのばしたその言い方に、なんだか全身の力が抜けちゃうんですよね。
息子はすっかり大きくなりましたが、今さらクセになってしまいそうなあかちゃん絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「ねむたいねむたい なすびのこ」。なすびのこは、こってんと横になって寝てしまいました。つづいて、バナナのこも、かぼちゃのこも、そら豆のこも、こってんこってんと横になって寝てしまいました。子守歌のように繰り返される言葉と眠たげなやさいのこたちの表情が、赤ちゃんを眠りの世界にいざないます。おやすみなさいの絵本の定番として、眠りにつく前のひととき、赤ちゃんとゆったりとした気分で読んでほしい1冊です。
出産祝いにいただきました。
私は読んだことがなかったのですが、息子に読んでみたら大ハマリでした。
3、4ヶ月の頃はお風呂→ミルク→絵本(ねむたいねむたい)でほぼ必ず寝ていました。
なんだか、他の絵本よりも少し声のトーンを低めで読んでしまうのですが、文の並びでしょうか?絵本の色でしょうか?
落ち着いたブルーの色が読んでいる方の気持ちも落ち着けてしまうのかもしれないです。
文のゴロもとてもいい感じで、ゆっくりと歌い聞かせるように読むのが気に入ってます。
寝かせようと意識しているわけではなかったのですが、自然に寝てくれました。
今では、眠たくてグズグズ泣いているときに、ソラで読み聞かせると、じっとこちらを見て泣き止みます。
[ねむたいねむたい]に出会わせてもらって、とっても感謝しています。 (tanitaさん 30代・ママ 男の子0歳)
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