四季のうつりかわりが画面いっぱいにくりひろげられていきます。春になると、鳥は巣をつくり、ぶたはどろんこで遊び、ひつじはとびはね、あひるはぱしゃんと水にもぐり、花はいっぱいに咲き乱れ……。それから、夏、秋、冬と、四季の美しさが、あざやかに描かれていきます。自然の美しさを教えてくれる絵本です。
日本は四季の移り変わりがはっきりしている国といわれる
でも イギリスだって負けてはいない
まったくこびることのない表現で
添えられるテキストは短く 的確で 詩的だ
絵をみてみよう…それぞれが一幅の絵画そのもの
もともと大判なのだが 四季の見せ場は4つ折で
広げれば4倍の大迫力となる これらは
切り離して額装で楽しみたいできばえである
一見地味な装丁だが 何気ない身の回りの自然に
これほど親しみ 楽しみを見出す視点をもつ画家がいて
それをこんな贅沢な絵本として出版するイギリスは
やはり底力があると思う
こちらのコンディションがいいときなら
少人数の読み聞かせで豊かな気持ちを共有できる (楽葉さん 60代・じいじ・ばあば )
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