うみひこは山へ、やまひこは海へ。ところがやまひこは兄のうみひこのつりばりを…。洗練された文と色彩豊かな絵による絵本。
タイトル的にはとても有名なのではないかと思いますが、
どんなお話だったかはあまり覚えていない・・・ので、
改めて読んでみました。
兄のうみひこは、強欲というほどではないのですが、
何か全体的に優しくありません。
実の兄弟ならば、もう少し仲良く出来るのではと思いますが、
一緒に住んでいないということと、
日々自然を相手にし、死と隣り合わせにして生きていると、
優しさがなくなってしまうのだろうかとも思いました。
やまひこの方は、兄の大事なものをなくしたことで、
一生懸命謝罪しているので、
第三者が助けてくれるというのは分かるのですが、
最終的には兄に非情な仕打ちをしており、
やはり優しさに欠けるところもあるのかなと感じました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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