わさびあにきや、ゆずねえなど、6つの薬味が「やくみレンジャー」に変身して活躍する、「おいしいもり」シリーズ。 3作目は、『レモンちゃん』から絵本に登場している桃の「ももちゃん」がメインのおはなしです。
公園で、お友だちに「ドッジボールしましょ」「おままごとやりましょ」と誘われたら、みんなに「いいよ」って言うけれど、なかなか自分の意見をはっきり言うことのできないももちゃん。
そんなももちゃんは、お花を育てるのが大好き。 毎日せっせとお水をあげて、お花は大きくなり、お庭もどんどん大きくなりました。
雨がしばらく続いて、やっとお日さまが出たある日、 ももちゃんが外に出ると、お庭はすっかり変わりはてていました。 たくさんのナメクジが、お庭のお花を食べていたのです。 「いや〜!」 ももちゃんの泣き声を聞きつけてやってきたのは、やくみレンジャー! 「ぼくたちにまかせて」と、ナメクジたちを追い払ってくれました。
ところが、ナメクジたちが追い出されたことを聞いたボスのナメクジャーが、 「ナメナメ おこったぞ!」 やくみレンジャーをデロ〜ンとぬるぬるの液でぐるぐる巻きにしてしまいました。 みんながあぶない! そのときです。 「やくみレンジャーとおはなをこうげきするものはぜったいにゆるさないわ!」 ももちゃんが、勇気をふりしぼってナメクジャーに立ち向かいます。
いざというときに、勇気を出して立ち向かえる、ももちゃんの姿に、子どもたちは共感し、憧れることでしょう。 「あまいスイーツえほん」シリーズ(教育画劇)や『おべんとう』『どうぶつパンやさん』(ともに、ひかりのくに)などが人気のさとうめぐみさん。本作もお友だちのフルーツや野菜たちが、どれもかわいくて、おいしそうです。
(絵本ナビ編集部)
やくみレンジャー参上! 大人気絵本『レモンちゃん』『いちごちゃん』に続く、第3弾! かわいだけじゃない★やくみレンジャーが大活躍の男女ともに楽しめる絵本!
ももちゃんは、おっとり優しいももの女の子です。 お友達にいろいろな遊びに誘われると、どれも「いいよ」と言ってしまうので、みんなから「何が一番やりたいの?」と言われてしまいます。そんなふうに、控えめであまり意見を主張できないももちゃんですが、家ではお花を育てることに夢中になっています。おかげでお庭はどんどん大きくなっていきました。 雨が続いたある日、お庭を見に行くと、たくさんのナメクジがももちゃんの大切なお花を食べていました。悲しくなったももちゃんですが、やくみレンジャーが助けにきてくれて、ナメクジを追い払うことができました。 ところが、安心したのもつかの間。一度は追い払ったナメクジでしたが、ナメクジの大ボスであるナメクジャーが現れたのです。 ♪ナメナメ ナメナメ おこったぞ! ♪ナメナメ ナメナメ ゆるさない!
可愛らしい絵がなんとも言えない感じですね。でも発想が新しい感じの1冊だったので楽しめました。ももちゃんは優柔不断でちょっと頼りなさそうだったけれど、最後の方ではちゃんと立派な姿を見せてくれて、なんか勇気がもらえるな、と思いました (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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