桜散る庭で、どろだんごを作って遊ぶ子どもたち。その光景を見ていたばばばあちゃんは、「よもぎだんご作ろう。今からよもぎを取りに行くよ」と子どもたちを連れて春の野原へ出かけます。そこには、よもぎ、なずな、よめな、つくし、いたどりなど、いろいろな野草がいっぱい。「よもぎは、葉っぱの裏に毛が生えているから、よく見てごらん」。ばあちゃんのアドバイスを聞き、子どもたちはよもぎを摘み始めました。
元気いっぱいのばばばあちゃんが、野草の香りいっぱいのよもぎだんご作りを紹介する絵本。よもぎの他にも野原には食べられる草がたくさん。田舎ののどかな自然風景が野草摘みに駆り立てる、春の香りがつまった作品です。作り方の手順をイラスト解説したページがうれしいですね。子どもたちにとっても、野草料理は自然の恵みを味わう楽しい思い出となると同時に、忘れられない味となるでしょう。 ――(ブラウンあすか)
「いそがしいよる」「あめふり」(こどものとも傑作集)などに登場するおなじみのばばばあちゃんが、野草の香りいっぱいのよもぎだんご料理を紹介します。
探しましたよ。このばばばあちゃんの絵本。なかなか見つからなくて、やっと読むことが出来ました。
すごく、懐かしい野の草がいっぱい出てきました。
よもぎ、のびる、つくしにせり。小さい頃、近所のおばさんと採りましたねぇ。子どもだったので、味はおいしいと思わなかったけど、土手にはえてる野の草を、みんなでとった思い出は忘れられません。
いまも、草ははえているけど、町中では衛生的に(犬の糞の不始末で)とって食べたいとは思えませんね。
こういう絵本で、疑似体験できることは、素敵。たくさんの子どもたちに読んで欲しい1冊です。 (てんぐざるさん 30代・ママ 7歳、2歳)
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