何とも愛嬌のある、ミミズのカールが主人公。 ほら、表紙絵のつぶらな瞳が表題を問いかけてきます。 さあ、カールと一緒に考えてみましょう!
土の中でトンネルを作り、枯葉を食べ、出して、生活しているミミズのカール。ある日、野ネズミから「どうして?」と聞かれて、自分探しに出かけます。いろいろな動物たちに聞いても、答えは見つかりません。 ところが、不在の間に土が大変なことになっていることに気づき、自分の役割を悟るのです!
カールの問いをたどりながら、生き物たちの行動の役割に触れる科学絵本。 同時に、「自分探し」というテーマから、あなたにも大切な役割があることをそっと教えてくれる作品となっています。 デボラ・フリードマンさんの絵は、輪郭のない素朴な色彩で写実的でありながら、独特の造形が、生き物たちの息遣いを伝えてくれます。 小学生くらいから大人まで、様々に活用できる作品です。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
ミミズのカールは、くる日もくる日も土をほり、かれ葉をたべ、食べては出してをくりかえしています。ある日、野ネズミにどうしてそんなことをしているのかとたずねられ、こたえをさがす旅にでました。でも、ウサギやキツネ、リスなど、誰にきいてもわかりません。そのうち月日はながれ……。カールは、こたえを見つけられるでしょうか。 私たちの身の回りによくいるミミズ。どんな生き物にも役割があり、どんな命でも大切な意味があることを、あたたかなストーリーと絵で描いた、やさしい科学絵本。
ミミズのカールは くる日もくる日も土を掘り 枯れ葉を食べ
食べては出して それを繰り返しています
どうして そんなことしているのかな?
土の中で暮らし 休むことなく 土を掘り ・・・
ふんわりと 栄養たっぷりの土になるように くりかえし繰り返し 土の中で生きているんですね
でもね! カールは 疑問に思ったのです・・・
「自分はなぜ 毎日繰り返し土を耕しているのだろうと?」
他の動物たちに聞くのですが・・・
答えは見つかりません・・・・・
そんな時出会った オサムシが 岩のような硬い土の周りで
餌がないと困っているのに出会いました
ミミズのカールは 自分が することが分かったんですね
自分が土を耕し 柔らかくすることで 他の動物たちが 生活しやすくなる事に気が付いたんです
私たち人間も ミミズのおかげで 土を耕し 野菜を作る
みんなのおかげで 生かされているんだなあと思いました
「みんな それぞ生きている 役割があるんだよ」
ミミズのカールが教えてくれました!
後書きのダーウインのことも書いてあり
この絵本は 進化論の種の起源の哲学の絵本なんだと思いました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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