
第二次世界大戦で日本とアメリカが戦ったとき、アメリカに暮していた日系人は「アメリカの敵」とみなされました。大人も子どもも、荷物のように札をつけられ、強制収容所に送られました。図書館司書のクララ・ブリードさんは、自分の図書館に来ていた日系アメリカ人の子どもたちのことを決して忘れず、何年間にもわたって、本やこまごまとした日用品を送り続けました。子どもたちも、収容所からブリードさんにあてて、たくさんの手紙やハガキを送りました。子どもたちの困難な時期を、変わらぬ友情で支え続けた図書館員の姿を描く、本当にあったお話です。

戦争というと子供たちは日本国内の様子を読むことが多いですが、異国の地でも苦しく悲しい想いをしていた日本人がたくさんいたのですよね。
ノンフィクションのストーリーなのでリアル感を感じ、本当に胸が痛みますが、知って学んで戦争のない世の中にしていくことが大切に思います。
絵本なので子供たちにも読みやすいと思うので、多くの子供たちに読んでほしい1冊に感じました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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