おかあさんが作ったクリスマスケーキ。でも、いちごが3つだけ。おとうさんとおかあさんの分が足りません。
「もう、どこのお店にもいちごがなかったの」
それを聞いて、かすみちゃんは前にいちごがなっていた場所に探しに行くことにします。ところが、そこには枯れた葉っぱがあるだけ。がっかりしていると、かすみちゃんの目の前をうさぎが通り過ぎます。うさぎの持っているかごの中には、野菜といちごがたくさん入っています……!
かすみちゃん、れいちゃん、もっくんの3きょうだいそれぞれに訪れる、クリスマスの不思議なできごとを描いた小さな絵本3冊がセットになった「クリスマスの三つのおくりもの」シリーズ。最初のお話の主人公は、かすみちゃんです。それぞれの愛らしい活躍、3冊揃えて楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
2つのいちごを探しにでかけたかすみちゃん
お母さんがクリスマスケーキを作りましたが、いちごが3つしか乗っていません。れいちゃんともっくんと、かすみちゃんの分はあるけれど、お父さんとお母さんの分がないと気づき、かすみちゃんはいちごを探しにでかけます。森の中へ行くと、うさぎの家を見つけました。うさぎの家でもうさぎのお母さんがケーキを作っていて、いちごが余るほどありました。かすみちゃんは、外から覗いていますが、思わず声を発してしまいます……。
きっと娘と同じくらいの年齢の子が登場人物なのだろうと
選びました。お父さんとお母さん思いの優しい女の子。
いちごを見つけてきてくれたことより、両親のために
そうしてきてくれたことが、きっと何よりうれしいプレゼント
だったことと思います。 (びりけんままさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子3歳)
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