ノートや手帳、絵本に教科書……わたしたちの身の回りにはたくさんの「紙」があります。でも、もっと身近でもっと日常的に触れる紙といったらなんでしょう?
「トイレットペーパー」です。
それなら知ってる、感触だってわかる! でも、どのくらいの長さがあるかわかる? 特徴や性質について、しっかりと考えたことがあったかな。トイレットペーパーみたいに横に長いこの絵本。中には、その秘密がよくわかる「面白い写真」がたくさん登場するんですよ。さあ、興味がわいてきましたよね。
まずは、トイレットペーパーを全部広げてみると、廊下じゃ足りない! 運動場へ。質は柔らかくてふわふわ、よじれば強くなる。ところが水がかかると、途端に弱くなる。水はどのくらい吸い上げるのかな? 最後には、トイレットペーパーを作っている会社の方への質問コーナーも。充実した内容に、読めば思わずこんな感想が漏れてしまいます。
「紙ってすごい。トイレットペーパーってすごい!」
まるで実験を体験したかのような気分になれるこの絵本。みんなで楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
毎日お世話になっているのに、あまりにみぢかすぎて注目されない紙、トイレットペーパー。でも、子どもたちはちがいます。廊下で転がしてみたり、体に巻いてみたりと……つい遊んで叱られたりしてしまいます。いろいろな特徴があるので、好奇心をくすぐられるのでしょう。ロール状に巻いてあって、薄くて長くて柔らかい、などなど……トイレットペーパーは普通の紙にはない特徴をもっています。人間の叡智が詰まっているのです。
身近な存在のトイレットペーパーですが、その特性をあらためて感じる写真絵本です。
やってみたことがないだけに、新鮮な発見がありました。
ミニ解説を読んで、知らななったこと間違った知識を学びました。
身近なものに焦点をあてることの楽しさを感じることもできました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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