私たちの身の回りには、四角いものがいっぱいありますね。 それらはみーんな「しかくくん」かもしれません。
「しかくくん」は、本屋さんにいれば踏み台にされ、ベッドにいれば、まくらにされる。 では、机の上にいるとどうでしょう? ソファーにいたら? 原っぱにいたら? 一度手を止めて予想をしてから、答え合わせをするようにページをめくってみるのがオススメです。
どんな場面でも、ひたすらにこやかな「しかくくん」。 いじらしささえ感じてしまいます。 きっと本人は何も気にしてないんだろうなと思うと、それもまた愛おしい。 最後にはきっと「食べちゃいたい!」と思うくらい、かわいく感じるはずです。 (何のことかは読んでからのお楽しみ!)
作者は新井洋行さん。 「あけて・あけて えほん」シリーズや「いろいろばあ」シリーズなど、赤ちゃんの頃から楽しめる作品がたくさんあります。 「しかくいので」のシンプルな文章と短いオノマトペは、ひらがなを覚えはじめた子どもにもぴったり。 「自分でも読めるかも!」「読んでみたい!」と思わせてくれる、やさしい絵本です。
(近野明日花 絵本ナビライター)
読み聞かせで盛り上がる、新井洋行さんの幼児えほん新刊
ポツンとたたずむ、白い立方体。 「ぼくは しかくいので……」と、 ページをめくると、しかくいさんの身にいろいろなことが起きます。
みんなが過ごしている日常が描かれているようで、でも、何かちょっと違ってて面白い。 全部読んだら、きっとみんな、しかくいさんのこと、好きになっていると思います。
これはおもしろい。
四角いので○○に間違えられる。
この繰り返しです。
しかくいので踏み台にされたり
しかくいのでつきみと一緒に積まれたり・・
どこにいても四角いと
なにかに間違えられてしまうんですね。
でもずっと四角は笑顔でほっとします。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子14歳)
|