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お出かけするのが大好きなひつじのモリ―。自信まんまんに歩いていきます。だけどだいたい迷子になるのです。今日もまちへ行こうと、おとうさんがくれたわにのかばんを持って家を出ます。そして……迷子です。すると、わにのかばんが言うのです。
「のどが かわいた」
モリ―が池についれていくと、わにのかばんはがぶがぶと水を飲みはじめ!? さらに重くなったわにのかばんとモリ―、これからいったいどうなっちゃうのでしょう。
気まぐれで行き当たりばったりのモリ―と、自由にふるまうわにのかばん。全く気ままな組み合わせです。だからこそ、彼らの迷子の冒険は何が起こるかわかりません。けれどモリ―は立ちどまりません。思わぬ方法で切りぬけていくのです。
第13回絵本テキスト大賞を受賞したこの作品。この不思議なコンビを魅力的に描き出しているのは、はたこうしろうさん。ふたりの冒険の続きをもっと読みたくなってしまいますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすきです。 森でも海でも沼地でも、ひとりでおでかけできるのでした。でも、だいたいまいごになるのです。 おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが……
きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのものです。 どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!? ユーモラスでいて心あたたまるお話です。審査員の満場一致で、第13回絵本テキスト大賞を受賞した作品です。
こまつのぶひさ さん コメント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 書き始めるとき 最初に思いついたのは、わにのかばんのキャラクターでした。 生きているわにのかばんがいて、一緒におでかけりしたり、おしゃべりできたら楽しいなぁと。 それを、ひつじのモリーに持たせてみたところ、モリーは必ず迷子になって、物語が勝手にどんどんふくらんでいきました。 小さな子どもたちにとって、一人でおでかけするのはちょっとした冒険です。 僕は子どもたちに、たまには冒険してみてほしいのです。 少し生意気だけれど天真爛漫なモリーは、わにのかばんを相棒に、今日もどこかへおでかけです。 楽しんでもらえるとうれしいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はたこうしろうさんコメント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いつも自信まんまん、真っすぐに進むモリーは超COOL!! そんなモリーにお供するわにのかばんは、家来だったり、おもりだったり、親友だったりと、ふたりの関係がとってもかわいくて。 もっと先が読みたい、もっと描きたいって思ってしまう作品なんです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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まいごのモリーシリーズを読むのは2冊目ですが、この絵本を読み終えたとき、「モリー、結構悪ガキやな」と息子に言ってしまいました笑。
ワニのカバンの口を開けるとき、ワニの鼻に指を突っ込んで開けるとか、疲れて家に帰りたくなったら、ワニのおなかに入った水を全部捨てて、モリー自らワニのカバンの中に入っていきます。
そのときのモリーの表情!
間違いないく、悪ガキです笑。
でもなぜか憎めない、かわいいモリー。
残りもう一冊も読みたくなりました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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