「いたばし国際絵本翻訳コンクール」第28回イタリア語部門大賞受賞作。 すべての本好きに捧げる「おはなしのはじまり」のお話し。 おはなしは、時間をかけ、手をかけて育てられ、本という形になって、図書館へやってくる。 それまでにたくさんの旅をしてくるという、本への驚きと読むことの嬉しさをイメージ豊かなイラストで描き出す。 ロアルド・ダールやラドヤード・キプリング、ルイス・キャロルなど子ども時代に夢中になって本のページを繰るおはなしを贈ってくれた作家たちへのオマージュに満ちた絵本。
おはなしのうみだされかたが、今までにないストーリーでなんとも斬新。思わず、ひきこまれました。表現もきれいで読みやすい文章です。そして、本に出会った男の子の様子を見て、自分の子ども時代を思い出しました。こういう本との出会い、あるある。そして、絵も素敵。興味深く、印象に残る絵本でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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