うみは魚たちがねるまえに、物語を毎日よんであげていました。でも、魚たちのおふざけがすぎて疲れてしまったある日、うみはこらえきれずにいなくなってしまいます。さて、残された魚たちは・・・・・・?エストニアを代表する絵本作家がおくる、おやすみ前のよみきかせの大切さを伝えるシュールで美しい絵本。
エストニアの作家さんによる作品に、内田也哉子さんが訳をつけています。
シンプルな題名に、さわやかな色彩ですが、なかなか寓話的なストーリーです。
魚たちを慈しんで育てていた海。
ところがある日、疲れ果て、魚たちを置いてどこかへ行ってしまうのですね。
なんとも、子育て中の母のような展開。
ところが、存外に遊びまわる魚たち。
でもやっぱり、海の存在を痛感するくだりに一安心。
そのキーワードが、読み聞かせの本。
学ぶことの大切さも含めて、じんわりと体感できます。
やや難解ですが、小学生から大人まで、感じるものがありそうです。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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