おつきさまがふと、下を見ると、池にもうひとりのおつきさまが映っていました。おつきさまはそれが気になって、つきのぼうやに、そのつきをつれてきてくれるように頼みます。つきのぼうやは空からずーっと降りてきてもうひとりのおつきさまを探します。雲を通り抜け、鳥の群れを抜け、木の間をくぐり、煙の中を通り抜け、家の前を通って船着場から海の底までたどり着きます。さて、つきのぼうやが持って帰ったちいさなつきとは・・・?
縦35cm・横13cmというのっぽ絵本です。 この縦の長さを存分にいかして、つきのぼうやが空からおりてくる様子が活き活きと描かれています。 中のページを縦につなげてみたいと思ってしまいます。素直に楽しい作品です。
水にうつったお月さまを訪ねて、月の使いの男の子が地球にやってきます。飛行機に会ったり鳥にかこまれたり、空からおりてくる男の子の冒険が、ぐんと縦長の絵本の中で展開します。
【安藤パパ】 「パパー、ミテミテ〜。オツキサマ!」。保育園のお迎えのとき、ヒロシは自転車の前カゴから空を見上げるのが好きだ。冬のこの時期、晴れた日の空は空気が澄み、月はクッキリと美しい。ペダルを漕ぐ足を止め、親子3人で見惚れるときもしばしばだ。 「パパ、月のそばにいるあの星はなに?」。後部座席の娘が訊く。「あれは火星じゃないかな」。先日の<月と火星が接近ニュース>の映像を思い出してボクは答える。するとヒロシが・・・、 「パパ、アノサ、オツキサマ キット サビシカッタンダネ。ダカラ カセイ ッテイウ オトモダチガ アソビニキテクレタンダヨ!」。この絵本も、そんな寂しがり屋のお月さまがでてくるお話。わが家の定番です。
お月様が池に映った自分の姿を見て、みう1つのお月様を連れてくるように、月のぼうやに言います。
そして月のぼうやが探しに行くお話です。とっても面白いお話です!月のぼうやが星を蹴飛ばすと、
流れ星になるなんてなんて素敵。下に落ちていく間に風船に出会って、お月様と思ったり。
そして最後水の中で手鏡を見つけて、それを見て月のぼうやが言った一言に笑いました。
そして鏡を見てお月様が言った言葉も。この絵本は借りてきたのですが、購入したいなと思います。
色も絵も素敵だし、私は文句なしの大好きな絵本になりました。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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