始が転校してきたクラスは、成績順で席が決まります。ところがびりになった人にだけ見える神さまが現われ?
木下始が転校してきた4年1組には、小さな羽が生えた
しょぼくれたものがパタパタと飛んでいました。
それは、なぜか初めは始見えるのですが、
見える方法を生み出し、だんだんとクラスのみんなが
見えるようになるのです・・・。
娘と一緒に読んだのですが、娘が気に入った場面は、
点数競争にみんなで負けようとして助け合えば助け合うほど、
最低点が上がる。つまりみんなが勉強がわかるようになるくだりの所。
「これはすごい!私にも美立夏すさんが見えるといいのになぁ」
「だんだんみんなが仲良くなってきてる!」
「人に教えることができたら、自分もしっかり理解できるんだ!」
競い合うことは決してわるいことではないのですが、
その競うことよりも助け合うことの方が、
互いを認め合い、理解していくことがこんなにさりげなく、
ユニークに納得させられるところに感心してました。
そして、団結力が発揮する運動会でのクラス対抗リレーでも、
このクラスの団結力とクラスメイトを思う思いやりに感激し、
娘がお友達にも紹介しよう!といって学校に持って行きました。
娘と同じ4年生のクラスのお話しとあって、
とても身近で親近感が湧くおはなしが、娘の心に響いたのでしょうね。 (かおりせんせいさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子6歳)
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