赤ちゃんがくぎづけ! きむらゆういちさんの「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ。くっきり描かれたキャラクターと、シンプルなしかけが特徴の絵本です。『ごあいさつあそび』や『いないいないばああそび』など、親子で遊びながら生活習慣が身につくと、これまでも多くの親子に選ばれてきました。
2023年で35周年を迎える人気シリーズなので、お父さんお母さんの中にも、小さい頃に親しんだ方がいらっしゃるのではないでしょうか。そんな超ロングセラーシリーズに、新しい仲間が登場しました。
「どん!」かいじゅうさんがピイちゃんにぶつかってしまいました。すまなそうなかいじゅうさん。その顔部分のしかけをめくると、「ごめんなさい」と頭を下げてあやまります。さらに外側に残ったページをめくると、ピイちゃんが「いいよ」と答えてくれました。
2段階のしかけで、「ごめんなさい」「いいよ」のやりとりのシーンを上手に楽しく描きます。あやまる、許すという行為は、子どもにとってかなりの難題です。でも、この絵本を読むと、どんな時に「ごめんなさい」と言えばいいのか、謝られたらどうしたらいいのかが、自然にわかるようになるのです。
今回同時に、同シリーズの『ありがとうできるかな』(偕成社)も刊行されました。「ごめんなさい」「ありがとう」は、どちらも子どもたちに上手に使って欲しい、魔法の言葉。どうぞあわせてお楽しみください。
(出合聡美 絵本ナビライター)
だれかにぶつかってしまったら…… ごめんなさい
ボールをぶつけてしまったら…… ごめんなさい
こっそりつまみぐいしてしまったら…… ごめんなさい!
意外に少ない「ごめんなさい」がテーマの絵本です。どんなときにいうのか、身近な場面で描きます。
1988年の『ごあいさつあそび』刊行以来、多くの親子にえらばれ、2023年で35周年を迎える人気シリーズの最新刊。
『ごあいさつあそび』など、0・1・2歳のあかちゃんの生活に身近なテーマをとりあげ、親子であそびながら、楽しく生活習慣が身につきます。
失敗した時のあやまり方、あやまることの大切さを教えてくれる、すてきなしかけ絵本です。
口先だけではなく、こんなに頭を下げられたら、許すしかないですね。
この本、許す側の気持ちも感じ取ることができます。
何よりも、あとくされなく気持ちをリセットできる事が大切だと、大人として考えるのでした。
強制はいけません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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