「どうしておとなは遊べないの?」。息子にきかれ、パパは考え、流れ星に願いをかけた。「私を子どものときのようにしてください」。翌朝、目ざめると……。
子どもと遊んでいるつもりでいたら、子どもからしたら「お父さんは遊んでいない」と思っているのです。
で、…。
一日、本当の子どもに戻ったパパからすると、奥さんは巨人に思えるし、背丈が子どもと同じになっても、思考も行動も子どもには戻れない自分を実感するのでした。
滑稽ですが、シニカルな笑い話。
思わず感じ入ってしまいました。
子どもに帰るというのは難しいだけではなくて、ストレスでもあるようです。
夜になってまたもとの自分に戻って行くパパを迎えてくれたのは、自分と同じ背丈に見えるようになった奥さん。
ラストがいろっぽくて自分は気に入ったのですが、子どもと一緒に読むにはスリリングな展開でした。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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