隣の町まで、急な坂を上りながら山を越えていくディーゼル列車。ただひたすらまっすぐに上り、下っていくわけではありません。前進後退を繰り返しジグザグに進んでいくスイッチバック、ぐるっと山肌を廻りながら走るループ線などさまざまな工夫やしくみがあります。それらの鉄道技術を優しく丁寧に紹介しながら、山や谷の美しい景色が車窓に見える、ゆったりとした列車の旅を描いた乗り物絵本です。
うちの息子たちは二人とも大の電車好き。
図書館で、どこからか手にしてきました。
毎度のことながら、こんなに薄い目立たない本なのに、電車の絵本をかぎ分けて持ってくる嗅覚に驚かされます(笑)
山を越えて、隣町の駅に行く電車ですが、
ただまっすぐ山を登るだけでは、急な坂は上れません。
なので、スイッチバックといって、終点まで行って、お尻のほうを前にしてジグザグに進んだり、
ループ線といって、ぐるっと大回りして登ったり、
いろいろな工夫がされています。
さすがの鉄道好きでも、知らないことがいっぱいで、「へぇ〜」「すごい!」と感嘆の声を上げていました。
いつか乗ってみたいね〜と、親子で話しながら、ちょこちょこ解説を入れながら読みました。
最後に、地図がついているのが、また子ども心をくすぐる!
線路を指でたどりながらおさらいできて、よかったです。 (シーアさん 20代・ママ 男の子5歳、男の子1歳)
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