注目の台湾発の絵本。 2021年コロナ下でオンラインの開催となったボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞フィクション部門大賞受賞。 段ボールやチラシやビスケットの箱、新聞など、身近なものを使ってコラージュされたイラストレーションは、温かみのある画面を構成し、学校に行く、働く、挨拶を交わすなどの生活の一コマを丁寧に描き出す。 歌手であり役者の一青窈にとって初めて絵本翻訳。
最後には帰っていくべき場所があるというフレーズと、情感たっぷりにコラージュで描かれた風景に、見る人によって思うところは様々だろうと思える絵本です。
自分にとっては、帰るべきホームは2か所あります。
生まれた場。親戚や先祖からのお墓があって、一番心落ち着く場所です。
育った場所。転勤族だった親が初めて買い求めた場所で、いつもリフレッシュできる場所です。
でも、親が亡くなり親戚も代が代わっていくと、帰れる家もなくなってしまいました。
でも、心の中にしっかりと刻まれているからそれをHOMEと呼びましょう。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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