水の性質を物語風に解説する楽しい科学絵本。太陽が現れ、温度が上がり、蒸発して、雲となり、雨になり、凍りつき……と、わかりやすいイラストと共に、水の変化が描かれます。笑ったり、微笑んだり、困った顔をしたり、小さなしずくの表情がかわいらしい。お話がユーモラスなので、物知りになりながら、同時に展開も楽しめる一石二鳥効果が期待できます。読後は満足感でいっぱいでしょう。水っていろんな形があるんだね、と印象に残る作品です。 ――(ブラウンあすか)
バケツからぴしゃんと飛び出した水のしずくは冒険の旅へ。お日さまにぎらぎら照らされて水蒸気になったかと思ったら、空にのぼって雲のところへ……。今度は雨になって地上に逆戻り。地上では岩のあいだにはさまって、寒い夜に氷になったかと思えば、朝のお日さまに温められて再びしずくなって、川へと流れ出します。気温や場所によって変化する水の不思議を、子どもたちに親しみやすい「しずく」を主人公に描いたかがくの絵本です。
表紙の絵に惹かれて3歳の娘が図書館から借りて来た一冊。
しずくが、冷やされて氷になったり、熱せられて水蒸気になって、
雲にあがり雨になって降りてきて・・・
と、水の性質と循環が学べる一冊ですが、
3歳にはまだ難しいー!
でも「こおり」は知ってる娘。
「みず」は、とーっても、つめたーくなると、
こおりになるんだよ。と説明すると、
分かってくれた様子。
「こおり」が、ほっとくと「みず」になるのは、
経験から知っている娘。
水が蒸発するのは、いつかキッチンで見せてあげようかな。
3歳にはまだ早いと思いましたが、
段階を追って、少しずつ、水の性質を学ぶいいきっかけになったと思います。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
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