「ワン、ツー、スリー!」と3ページで展開するお話が、全10話。そんなことが起こったら笑える、そうなったらたのしい。もしかしたら起きるかも…、と思えるほどのストーリーは、まさに絵本の手品です。ワクワク、ドキドキ、そしてニンマリ。ページをめくるたびに、やさしい気持ちがわいてきます。ユーモアの好きなひとに、ちょっとオチ込んでいるひとにもおすすめです。
中川さんの完成の面白さが、十二分に味わえる作品です。
ワン、ツー、スリーで展開するストーリーの面白さは何ともいえません。
特に吹き出したのは、「撮影所」という小題。ヒロインがキングコングに「きゃー」と、驚いているのが「ワン」。次にキングコング役の人が、その着ぐるみを脱いでいるのが「ツー」。そして、ヒロイン役のサルが、人間の服を脱いでいるのが「スリー」。
ね。笑えるでしょ。 (てんぐざるさん 30代・ママ 7歳、2歳)
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