「こうえんさま」ってどんな人?普段何をしているの? どうやら子ども達が毎日楽しく公園で遊べるのは「こうえんさま」がいるお陰らしいのですが・・・。 この絵本では、大好きなけんちゃんと一緒に遊びたくって、ひとり公園で虫捕りの練習をするまあちゃんが「こうえんさま」と出会うちょっぴり不思議な物語です。 まあちゃんはどこの公園でも見かけそうなやんちゃな女の子。そのくるくるとよく変わる動きや表情、見ているだけで楽しくなってくる様なこんな子いるいる。そんなほのぼの気分になれるのも、この絵本の大きな魅力ですが、何といっても2人の出会いの場面が可笑しいのです。 「え、こうえんさまってこんな姿をしているの?」(これは絵本を読んでいる人の感想) そんな事を聞いたら、子どもだけでなく、大人だってその存在がますます気になってしまうでしょうね。 読んだ後には、何だか自分も子どもの頃に出会った事のあるような、懐かしい気分にさせられるのもまた不思議。 親子で楽しめる、爽やかな一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
まあは、丘の上の公園に、虫とりに行きましたが、なかなかうまくいきません。やっと大きなトンボを捕まえた! とよろこんで、よーく見てみると、虫かごのなかにいたのは・・・? やんちゃな女の子と、泣き虫の小さな神さまの交流を生き生きと描いた、ほのぼのとした絵本。
★すぎはらともこさんがメッセージを描いてくださいました!
このお話は、男の子たちのグループの仲間に入れてほしい女のおこのまあちゃんが仲間に入れてもらうために虫取りをしていたら、公園の神様「こうえんさま」を捕まえたお話でした。こうえんさまは公園の秩序を守り、虫たちを意のままに操れます。うちの子はそれを見て「僕もこうえんさまに会ってみたいな〜!」って言って羨ましがっていました。 (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子6歳)
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