どうしても花のことを知りたくなったコアラの女の子は・・・? 知ることの喜びと学ぶことの楽しさをまっすぐに描いたイギリスの絵本!
○訳者・ひだみよこ氏からのメッセージ 世の中には、わたしたちが知らないことがいっぱいあります。でも、知らないことは、ちっともはずかしいことではありません。 コアラには、わからないことがたくさんありました。けれども、どうしても花のことを知りたくなり、ロバに案内してもらい図書館に行きます。 そして、本を読んで、花の種を植え、育て、ついに美しい花を咲かせます。その時コアラは初めて、「わかった!」と思います。花のことを調べながら、コアラはほかのたくさんのことも知っていきます。子どもが知りたいことに出会い、まわりの人の愛情に導かれて本と出会い、自分の力で調べ、世界を広げていくことの喜びが、この絵本に見事に描かれています。 コアラのまぶしいほどの笑顔を、ぜひ、みなさんにお伝えしたいのです。
カラフルな色づかいと、かわいらしいコアラの絵の表紙に惹かれて手にとりました。
コアラとお花のほのぼのとしたお話かと思いきや、
コアラがお花を見つける→花を好きになり、育てたくなる→どうやって育てるか?→図書館で調べる→花が咲く!→他のことにも興味がわく→図書館へ
・・・と、知ったかぶりの友達になんでも聞いていたコアラが、興味をもったことを自分で調べる楽しさ、うれしさに気づき、ますます知的好奇心がわいて、ちょっぴり自信をつけた姿が、子どもの成長をみるようで、温かい気持ちになりました。娘も、コアラの純粋な気持ちや、行動に親しみを覚えたようで、読んだ後は、「おもしろかったぁ〜」と満足していました。
内容ももちろん、カラフルな色使いや、花の写真のコラージュが鮮やかで、見た目にも楽しめる絵本です。 (ハリボーさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子5歳)
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