ホフマンの『七わのからす』を題材に、昔話を絵本化するときの画家の功罪についての検証がされています。
物語だけで読んだ昔話が、絵によって具現化されたとき、画家のフィルターを通して、読者のイメージが作られていくこと、絵の描かれ方が真摯であればあるほど、また違和感も生まれ得ることがあるということ、
考察として興味深く読みました。
昔話絵本を読むとき、絵本作家、再話作家で比べてみたくなる私としては、納得できることばかり。
読み聞かせの絵本選びで、自分と子どもたちの距離感を縮めるためには、絵を客観的に確認する必要を感じました。 (ヒラP21さん 50代・その他の方 )
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