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舞台は江戸時代、大阪のくすり屋「きくきく屋」。 ちっちゃなでっちが活躍する「なにわのでっちこまめどん」第3弾の登場です。 今回はシリーズ一番の疾走感! 「こらー!!どろぼーっ!」の声で町中みんなが次から次へと追いかけはじめます。何はともあれ走るのです。あっという間に大行列、大騒ぎです。でも、一体誰が泥棒? そこかしこにちりばめられた小さな笑いのネタも含めつつ、ここは声に出して一気に読み上げるのがこのお話を楽しむコツ!最後のオチも効いてくるってもんです。 今回の“こころえ”は特にすごい。 「だれか はしってたら、とにかく はしろ!」・・・って。 その真意は?とにかく読んで体感すべし、ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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江戸時代の大阪――。薬屋「きくきく屋」のちっちゃな丁稚、こまめどんは、泣いたり、笑ろたり、大いそがし! 大阪ならではの人情あふれる「こまめどん」シリーズ第3弾です。「こらーっ、どろぼーっ!」 台所でつまみ食いをしていた、こまめどん、その声を聞いてあわてて表へ出て、追いかけます。 町中を走りぬけ、気がつくと、こまめどんの後ろには、野菜売りに歌舞伎役者、忍者、牛と 大行列になっていて……。でも、一体誰が泥棒やねん?!
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こちらの絵本はシリーズになっているんですね。
泥棒を追いかけて、町中を混乱させるという、賑やかなお話でした。
息子はたまに時代物の絵本も読みますが、丁稚とか奉行所みたいな人がよくわからなかったようで、いろいろ聞いてきました。
ある意味、こういう絵本からも歴史や言葉を学んでいるんだなぁと実感しました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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