子どもの頃、砂場やグラウンドであなを掘っていて、「このままずっと掘っていったら地球の裏側までいけちゃうんじゃないか」って思ったことはありませんか? この本は、そんな子どもなら誰もが一度は抱くであろう身近な疑問や質問を基軸に、地面の下のこと、地球のおなかの中のことなどに応える『かがくはじめのいっぽ絵本』です。 めくりやはねかえりの『しかけ』にびっくり! 詳しい解説に分かってなっとく! 自由研究にもぴったりの絵本です。 シリーズ前作「ねえ、おつきさま どうしてぼくについてくるの?」も大好評発売中!!ぜひ合わせて、ツキノワ3兄弟の『かがくたんていだん』の活躍ぶりを、お楽しみ下さい。
かがくたんていだん、と副題があるとおり、
三匹ののこぐま兄弟が、素朴な疑問を調べる、という科学絵本。
表題の疑問は、実際に穴を掘ってみて確かめますが、
これは熱いマントルがあって、断念するのですね。
そんなことから、地球の中身について理解できます。
さらに、マントルの対流とあわせて、地震の仕組みについても展開していきます。
なんと、仕掛けを通して、地震の起こる仕組み、跳ね返りの揺れがわかるようになっています。
図書館の本だったので、ちょっとした工作っぽいのは無理ね、と思いきや、
何も加工することなく、折り目も最初から付いていますから、
ページを差し込むだけで地震の跳ね返りの原理がよくわかるようになっています。
それほどはっきりとした仕掛けではないのですが、
何となく、その感じはつかめると思います。
巻末には、地球をすいかの大きさに例えて、
地表の厚さなどをわかりやすく表現してあって、イメージがわきやすいです。
大人にとっても、知的好奇心を刺激してくれますよ。 (レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子14歳)
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