フランボワーズ魔女学校に通うぴっかぴっかの女の子、ニコとニキはふたごのうさぎ。ふたりはそっくり。いったいどっちがニコで、どっちがニキ?ちがいを判断するのはリボンの色のようですよ。
さて、魔女学校でいろいろな魔法を学んでいるニコとニキ。まだしんまい魔女のふたりは失敗ばかりで、ブルック先生にもおこられてばかり。そんな中、町の皆さんを学校にしょうたいする「フランボワーズだいまほうまつり」が開かれます。ここで、しんまい魔女たちは「よろずそうだんじょ」を開いて、町の人たちのいろんな悩みを魔法の力で解決してあげるのです。次々に、町の人たちの願いをかなえてあげるクラスメートたち。ついに、ニコとニキの番がやってきました。けれど現われたのは、じまんやでワガママな男の子。ニコとニキはつい追い返してしまいますが、そこには何かわけが…。失敗つづきのふたりですが、今回はどうやら魔女として大切な何かに気づいたようです。
愛嬌たっぷりでとってもキュートなうさぎ達を描いているのは、「くまのがっこう」でおなじみのあだちなみさん。ニコとニキの赤い帽子と茶色いマントの魔女姿もとってもお似合いだし、おしゃまなパジャマ姿や、いつもは厳しくしゃきっとしているブルックせんせいのパジャマ姿も必見ですよ。お話を書かれているのは、こちらも「くまのがっこう」のあいはらひろゆきさん。今回もまた、ほっこり温かくて優しい世界が広がります。
へっぽこだけどがんばりやの魔女ニコとニキの楽しいお話シリーズのはじまり。これからのふたりの成長と活躍(失敗?)がとっても楽しみです。それにしても表紙を開いたところにある、いろいろなお花が盛られた木の棒は何だか分かりますか?どれを使って空を飛ぼうか迷ってしまいますね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
「くまのがっこう」のコンビがおくる最新作。 ふたごのニコとニキは、フランボワーズ魔女学校に通ううさぎの女の子。魔女学校では、ほうきの使い方や、薬の調合、魔法の呪文の唱え方を習います。でも、ふたりは薬の調合を間違えて実験室を丸焦げにしたり、呪文を間違えて先生をカエルにしたり、失敗ばっかり。先生から「おまえ達は、学校一番のへっぽこまじょこだ!」と怒られてしまいます。 はたして、ふたりは素敵な魔女になれるのでしょうか? 編集担当者からのおすすめ情報 あいはらひろゆきさんとあだちなみさんは、「くまのがっこう」シリーズや「フラニーとメラニー」シリーズなど数多くのベストセラー絵本をつくりだしてきたコンビ。この二人の最新作が「へっぽこまじょこニコとニキ」です。 この作品は、ちょっぴりドジなふたごのうさぎの女の子ニコとニキが、困っている男の子を助けることで成長していく過程が描かれており、小さなお子さまがいる家庭にぴったりです。
私の子供はあまり好きじゃないかも、と思う1冊でした。お話の内容や絵、そして言葉遣いなどがあまりうちの子にはウケない感じだったので残念です。この本も好みが分かれるのでは、と思ってしまいました。もうちょっと可愛らしく、楽しいお話だったらよかったかも。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子6歳)
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