こぐまのポムは大好きなはちみつを、みつばちのナナの家からこっそりとっていました。それを見つけたナナはかんかん。くまとみつばちはどうしたら仲良くなれるのでしょう。
ハチミツ好きのクマが、みつばちの巣からハチミツを盗むのは
よくある話。
有名なクマのプーさんだって、みつばちの巣から盗ってます。
そして、こぐまのポムもやはり、ナナの家にいつもストローを入れて
チューチューやって怒られてしまいます。
でもそんなある日。
みつばちのナナはリンゴの木の下で倒れているポムをみつけます。
「いたずらばっかりしてるから、ばちがあたったんだわ」って
家に帰るのですが、ポムのことが気になってしょうがないナナ。
薬をもって、ポムのところへ戻っていくのです。
ケガの手当てをしてくれるナナに、ポムは「いつもゴメン」って
謝ります。でも、「二人ともはちみつが大好き」というところは
おんなじなんですね。優しいナナは折れた木にも包帯を巻き、
一人で帰れるっていうポムにも心配だからとついていってくれます。
しかし、その途中で大きなくろくまがナナの家を壊して
はちみつをとっている場面に遭遇。
ポムはナナの家を守ろうと必死で戦って撃退するけれど
「くまなんてだいっきらい!」ってナナに泣かれてしまうのです。
くまとみつばちは仲良くなれないのかなぁ。
くまにもはちみつが作れたらよかったのに・・・。
その解決策が「はちみつのたね」
最初はそういうタネがあるのかなぁって読み始めましたが、
読んで行くうちに、なるほどね!って納得。
ケンカしないで仲良くできる秘策は、
一生懸命考えればきっとある。
子供たちは素直に楽しかったみたいだけど、
私は「いいなぁ〜」ってほんわかしました。
お友達とケンカしたときや、子供同士でケンカをする年長さんから
小学生ぐらいの子に読んであげるといいかもしれません。 (わにぼうさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子3歳)
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