雨ってぬれるからきらい・長ぐつ重くていやなんだ。そんなひ弱なこうちゃんも、片方とりちがえられた水色の長ぐつを探し歩くうちに、だんだん友だちの輪が広がって、強い子に成長していきます。
雨の日、長ぐつをはくととても楽しそうに水たまりに入っていたのはうちの息子でした。
だから子どもって雨の日がとても大好きな印象があったのですが、このこうちゃんは長靴がきらいです。
そんなこうちゃんの長靴が片方なくなってしまうのです。
子どもたちがわらべうたで遊ぶ場面がありますが、子どもにとってこうやってみんなで遊ぶ体験って必要なんだろうなあって。
心を開くのには何かきっかけがいるのかもしれませんね。
そういう場所も時間も失われている今の子どもたちの状況をちょっと気の毒に思えてきました。
雨の時期に『ちいさなきいろいかさ』とセットで読んでみたいと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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