一年生になった時って、どんな気持ちだったかな。 どんなことを考えていたっけ。
この絵本は、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんの絵で、初めての学校生活にふみ出す新一年生の期待と不安と感動が入り交じった日常を生き生きと描き出します。
「せんせいが わたしの なまえを よびました せんせいは わたしの なまえを しってるんだね」
「わたしは たかしくんが すき でも どうすればいいか わからない」
「ぼく このやろと いったら あいつ ばかやろと いった」
一つ一つの詩から聞こえてくるのは、子どもたちのささいなつぶやき。 でも、声に出して読んでみると、豊かな言葉の世界が広がっていきます。 そういえば小学校生活って、こんな風にこまぎれな毎日が重なりあって出来ていたなあ・・・ なんて大人も思い出します。 新学期がはじまって、緊張でちょっぴり凝り固まっている子どもたちが読めば、 心を開放してくれるような気持ちよさもあるかもしれませんね。
さあ、新一年生の諸君! 大きくて広くて豊かな小学校生活が待っています。 『いちねんせい』を大きな声で読んで。 ランドセルにピカピカの教科書をつめて。 元気に小学校へいってらっしゃーい!!
時代を超えて子どもたちに愛されてきた、ロングセラー詩集です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
『小学一年生』(小学館)に連載され、たいへん好評をいただいた“いちねんせい”が、オールカラーの単行本になりました。「せんせいって、なにをおしえてくれるかな。」 初めての学校生活に踏み出した新一年生の期待、不安、感動が、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんの絵で生き生きと描かれています。子どもも親も声を出してお読みください。楽しく豊かなことばの世界が大きく広がります。
谷川俊太郎さんの詩の絵本です。
卒園前や入学したてのころに、ぜひ読んであげたいです。
詩人の手にかかると、日常が、温かくてユーモアある豊かな言葉で綴られます。
詩 というと国語のお勉強のように思われがちですが、こんな絵本だと、幼い子も、詩的な言葉にふれ、楽しめます。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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