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若いころは、ズバ抜けて強い歯だったキツネのおじいちゃん。どうして歯がなくなっていったかを孫ギツネに語ります。人生の深い味わいも感じさせて秀逸なオチ。
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小学6年生のクラスで読みました。
みんな静かに聞いていましたが、おじいちゃんオオカミがどうなってしまうのか、そのオチが読める子は、くすくす笑っていました。
子どもたちは孫オオカミの気持ちに、トシを重ねてきた私はおじいちゃんオオカミの気持ちに共感できたと思います。孫とおじいちゃんの仲の良い関係にほんわかしますし、おじいちゃんがこれまでの武勇伝を語るところには、おじいちゃんのおもしろい性格があらわになって、惹かれてしまいます。
最後は、ちょっぴり悲しいけど、これが人生なんだって思わせてくれるところが奥深く、どの世代にも人生とは?を考える瞬間があたえられていると思いました。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)
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