「はらぺこ はらぺこ ぺっこぺこ」
おやつの時間まであと20分、そんなに待てないよー。 はらぺこさんになっちゃうよー!
みんなも、よく「はらぺこさん」になるよね。夢中で遊んでて、気がついたらはらぺこさん。お父さんがご飯をつくると時間がかかるから、はらぺこさん。いいにおいがすると、はらぺこさん。はらぺこさんになると、なんだか声が小さくなる。ぐるぐるぐるって音がする時もある。
ぼくたちは、いつ「はらぺこさん」になるのかな? どうして「はらぺこさん」になるのかな? おやつでお腹をいっぱいにするのは、ダメなの?
……実はね。「はらぺこさん」になるのはとっても大事なことなんだって、この絵本は教えてくれます。そうか、そうなんだ。食事に関するあれやこれ。子どもにはとっては面白く、大人にとっても納得の楽しいかがく絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
私たちの体は、寝ているときにだって燃料が必要。体の燃料が足りなくなると、はらぺこさんになります。はらぺこさんになるのは実はとても大事なこと。どうして大事なのか一緒に考えてみよう。
あーおなかがすいた。
「今日は、おかあさんがいないから、ずるして早くおやつを食べようよ。」という妹に
「だーめ。」
というおねえちゃん。
はらぺこで死にそうだと、大騒ぎする妹。
そこで、お腹がすく原理を、とてもわかりやすく教えてくれます。
食べ物の働きや、食べることの意味などを、楽しい絵を交えて、子どもたちの目線で伝えてくれるので、すんなりと入ってくると思います。
そして、巻末には、栄養士さんから、保護者に向けたメッセージも書かれているので、子どもの食について、とってもいい勉強になります。
ぜひ、親子で読んで、正しい食生活の習慣が身につけられたらと思います。
おまけですが、私の好きなことばは『空腹こそ、最高のごちそうです』
お腹をペッこペコにして、食事をモリモリ食べられる子どもたちになってほしいと思います。
【事務局注:このレビューは、「はらぺこさん」かがくのとも 2000年4月号 に寄せられたものです。】 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
|